2019年のF1世界選手権では様々な記録が更新された。F1公式サイトのそのうちの10個をピックアップした。1.チャンピオンシップ最多ポイントメルセデスのルイス・ハミルトンは2019年のF1世界選手権で413ポイントを獲得。昨年よりも5ポイント多い。これは2019年から導入されたファステストラップポイントに助けられたものではあるが、それがなくてもF1史上最多ポイント獲得数となる。
2.最多フロントローフェラーリは、F1日本GPで65回目のフロントローを獲得。フェラーリの後ろにはメルセデス、マクラーレン、ウィリアムズが62回で続いている。3.ワールドチャンピオンになっていないドライバーの最多ポイントメルセデスのバルテリ・ボッタスはF1キャリアでのポイント獲得数を1289ポイントまで伸ばした。しかし、まだワールドチャンピオンを獲得できていない。ボッタスの後ろには2008年に最終ラップでタイトルを逃したフェリペ・マッサが続いている。4.フェラーリ最年少ウィナーシャルル・ルクレールは、F1ベルギーGPで21歳10か月60日でF1初勝利を挙げ、ジャッキー・イクスが1968年のF1フランスGPに23歳6か月6日で記録したフェラーリの最年少ウィナー記録を50年ぶりに更新した。5.最年少表彰台2019年のF1ブラジルGPではマックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、カルロス・サインツが表彰台に登壇。平均年齢は2歳8か月23日となり、2008年のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテル、ヘイキ・コバライネン、ロバート・クビサの記録した23歳11か月16日を更新した。6.ポールポジションなしの最多レースセルジオ・ペレスはポールポジションないで176戦目を迎えた。2位にはロマン・グロージャンが164戦で続く。2019年シーズン前にはジョニー・ハーバートが160戦という記録を保持していた。7.最多グランプリリードルイス・ハミルトンは148戦でグランプリをリード。ミハエル・シューマッハの142戦を上回った。3位にはセバスチャン・ベッテルが105戦で続く。8.表彰台獲得までの最多レースカルロス・サインツはF1ブラジルGPで101戦目でF1初表彰台を獲得。カルロス・サインツの次は1992年のF1フランスGPで91戦目で表彰台を獲得したマーティン・ブランドルが続く。9.ポイントフィニッシュの最長インターバルロバート・クビサは、F1ドイツGPの決勝レースを12位でフィニッシュ。しかし、レース後にアルファロメオ・レーシングの2台が規約違反となったことで10位に繰り上がり、1ポイントを手にした。その間隔は実に8年8ヶ月14日となり、F1ポイントフィニッシュの最長インターバル記録を塗り替えることになった。10.最速ピットストップレッドブルは、F1ブラジルGPのピットストップを1.82秒で完了し、自らが保持していたF1最速=世界最速のピットストップ記録を更新。レッドブルが記録を更新するのは今シーズンで3回目となる。