2019年のF1世界選手権 第18戦 メキシコGPの決勝レースが10月27日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた。11位のダニール・クビアトは、9位でチェッカーを受けたものの、ニコ・ヒュルケンベルグとの接触に10秒加算ペナルティが科せられ、惜しくもポイントに届かなかった。
11位:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)「今日はユーズドのタイヤでスタートすることが決まっていたので、難しいレースになると思っていたが、それでもポイントを獲得したいと考えて臨んだ。今週は予選結果を優先してその分レースで(スタートタイヤについて)妥協しなければいけない形だったが、このような状況でもいい走りができた。僕はレーシングドライバーだし、ここでは『レース』をすることが許されているはずなので、を受けたことについては納得していない。ニコ(・ヒュルケンベルグ)はポジションを守る立場で、僕はアタックする側だったが、最終周の最終コーナーではこのようなことは起こってしまいがちなものだと思っている。それでも、今週は非常に力強い走りができたと考えている。金曜のプラクティス、予選、そしてレースといいパフォーマンスでしたし、来週のオースティンでのレースが今から楽しみだ」12位:ランス・ストロール(レーシングポイント)「オープニングラップは素晴らしかったし、第1スティトも強力だった。メインのライバルに対するタイヤのアドバンテージを生かしてギャップを築くことができたし、堅実にポイント圏内にいた。第2スティントは簡単ではなかった。フロントのグレイニングに苦しんだし、あれほどまでインパクトがあった理由を理解する必要がある。ペースは良かったし、クルマも強かったので、ポイントを獲得するためにトラックポジションを生かせなかったのは残念だ。データを見直し、何が異なることができたかを確認して、オースティンでは挽回したい」13位:カルロス・サインツ(マクラーレン)「チーム全体にとって、ひどくイライラする午後だった。昨日のような予選と4番手に滑り込むことができた素晴らしいスタートの後、最初のピットストップの後に後退すしてしまったのはとても残念だった。単純にハードタイヤがレースを台無しにした。何が起こったのか、そしてあのコンパウンドでのにスティントがあれほど酷かったかを詳細に分析する必要がある。オースティンはすぐなので時間を無駄にはできない。集中して、来週末はもっと強くなって戻ってくる」14位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「スタートはそれほど悪くはなかったし、序盤はルノーとレーシングポイントとレースをしていたけど、ピットストップで多くのタイムが犠牲になった。その後はセーフティカーやバーチャルセーフティカーもなく、僕たちのレースは妥協を強いられた。午後の残りはほぼ単独走行だったので、ペース的に自分たちがどの位置にいるのかを伝えるのは難しい。来週、オースティンで挽回するために懸命に仕事をする必要がある」15位:ケビン・マグヌッセン(ハース)「1ストップ戦略を機能させたという点では良い仕事をしたと思う。スタートでキミにヒットされてマシンにダメージを負っていた。全員が絞られて、フロアにダメージを負った。それらのことを考慮すれば、今日はペースがないことはわかっていたし、やれるだけのことはやったと思う」16位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「素晴らしいスタートが切れたし、ターン1、2、3を通して、正しいタイミングで正しい場所にいたことで、順位を上げることができた。でも、ターン4、5、6では間違ったタイミングで間違った場所にいて、そのすべてを失ってしまった。レースの大部分をロバートの真後ろで過ごしたけど、終盤に彼は問題が発生して追加のピットストップをしなければならなかった。最後の10周は前が開けていたし、ペースはかなり強力だったので、最初の数コーナーでのポジションを守ることができていれば、維持できていたと思う。少しチャンスを失った感じだし、もっと高い順位でフィニッシュできていたはずだ」17位:ロマン・グロージャン(ハース)「厳しい午後だった。何もかもうまくいかなかったし、次のレースはもっとうまくいくことを願うだけだ。クルマに何が起こっているのかを解明するために調査を続けていく必要がある。ここではFP3から感触が適切ではなかったし、レースでもそれが確認されてしまった」18位:ロバート・クビサ(ウィリアムズ)「マシンのフィーリングは昨日よりずっと良かった。バトルのなかで良い決断を下すことができた。スタートでは多くのことが起こっていたので、いくつかのポジションを上げることができた。ピットストップに時間がかかって、ジョージに前に出られてしまったけど、彼を追い抜くことができた。スローパンクチャーによって2度目のピットストップをしなければならなかったのは残だった。メキシコのファンのサポートに感謝する。今日は素晴らしい雰囲気だった」リタイア:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「今週末の状況には全体的に少し満足できていたのでレースをリタイアしなければならなかったのは残念だ。残念ながら、僕たちの一日の大部分はスタートで決まってしまった。2台のクルマに挟まれてフロアの大部分が破壊された。冷却もダメージを言って、レース後半に温度が非常に高くなってしまい、マシンを止めざるを得なかった。残念だけど、レースとはこういうものだ。ある時点での僕たちのペースはそれほど悪くなかったので、来週も改善を続けられることを願っている」リタイア:ランド・ノリス(マクラーレン)「また本当に良いスタートが切れたし、最初の数コーナーもいい感じで、レッドブルの1台とメルセデスの1台の前に出ることができた。第1スティントは良かったし、トロロッソスよりもペースは良かった。ピットストップでホイールナットにクロススレッドが起こってしまったんだと思う。確証はないけど、チームは安全を期してすぐにクルマを止めて、チェックのために戻すことにした。かなり周回遅れになっていたし、ブルーフラッグも出てレースはさらに難しくなった。マシンのいくつかのパラメーターは制限を超えていたため、さらなる損傷を避けるためにリタイアした」