2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPの決勝が6月24日(日)にポール・リカール・サーキットで行われた。優勝はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン。序盤から後続とのリードを広げて、ピットストップのタイミングで一瞬2番手に後退した以外はレースを完全に支配する圧勝。今シーズン3勝目を挙げてランキング首位に返り咲いた。
2位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いて表彰台を獲得。オープニングラップでは、2番グリッドのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と3番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)が接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットインして後退し、ベッテルは5位、ボッタスは7位でフィニッシュ。また、ザウバーのシャルル・ルクレールが今季4度のポイント獲得となる10位入賞を果たした。優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「前向きに自分自身を批判し、新しいメソッドや新たな決意で挑戦に臨み、その上で結果を出せるのは素晴らしい気分だ。でも、チームとしては残念でもあった。僕たちは1-2を達成するチャンスがあったからね。1-2はチームとして達成する究極の目標として常に素晴らしいものだからね。バランスはとても快適だった。マックスにはそれなりのペースがあったけど、5秒くらいのギャップを維持することができた。他のみんながカナダで新しいパワーユニットを投入していたけど、僕たちもフレッシュなエンジンで復調できたし、今日はチームの全員が自分たちの取り組んできた良い仕事に満足すべきだと思う。でも、まだ先は長いし、残りのシーズンでも今日のようなアプローチを続けていくつもりだ」2位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「ポール・リカールでの2位フィニッシュは、この週末に期待していたよりも良い結果だ。ターン2に到達してすぐに接触がなかったことに安心したし、そこからはとにかく自分のレースを管理することが重要だった。かなり楽だった。ルイスがペースを管理しているのはわかっていたけど、それでもクルマをあまりプッシュしなくても離されなかった。戦略がハマったと思う。ソフトタイヤの方が長持ちすると感じていたし、最後の周回をより快適にするために良いペースを見つけることができた。2戦連続でクリーンなレースと良い結果が得られたし、この勢いを維持していくことが重要だ。前戦が3位で今回は2位なので、適切なトラックで勝利を収めるのを楽しみにしている。モナコでは良いチャンスを逃したけど、まだ今後もいくつか良い機会はある。でも、僕たちにとって理想的ではないサーキットでチームのためにポイントを獲得できたのは本当にポジティブなことだ。フランスでレースができて素晴らしかった。国歌を聞いて、グランドスタンドには本当に多くの人たちがいて、伝統的なヨーロッパのグランプリという感じがしたね」3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)「スタートで2つ順位を失った。アウトサイドに出たけど、その後、1コーナーで事故が起こってかなり厄介な状況だった。トラブルを避けようとしたけど、トラックの間違った側を選んでしまった。その後、挽回することができた。クルマのフィーリングは良かった。スーパーソフトタイヤを装着したピットストップ後は特にね。レース全体を通して僕たちにはスピードがあった。1セット目のタイヤでとても長いスティントを走ることに決めたけど、とても長持ちしてくれた。ちょっとトリッキーな状況になったのは最後だけだった。その後の新品タイヤではクルマはとてもいい感じだったし、レースをすることができた。実際、他のドライバーを追い抜くことができた。過去2レースよりもずっと楽しかったよ!」4位:ダニエル・リカルド (レッドブル)「もちろん少しがっかりしているし、今日表彰台を逃したのは悔しい。僕たちには確実に4位以上の速さがあったし、マックスと良いバトルができたはずだ。まだ原因はわからないけど、レース中にフロントウイングが破損していた。ピットストップ前にはスーパーソフトで本当に良いペースがあったし、ルイスはかなり速かったので彼と比べてどれくらい良かったかはわからないけど、キミを引き離して、マックスと捕えていたと思う。ピットストップの2周くらい前にフロントウイングに左側のパーツが損傷した。すぐにアンダーステアを感じた。故障なのか、デブリにヒットしたのかはわからないけど、メカニックはピットストップ中にそれを確認していた。ピットストップ後、フロントウイングの右側の同じパーツも破損した。ダメージよってダウンフォースが失われていたし、クルマはアンダーステアになってタイヤに苦しんだ。キミはペースがあったし、レースの最後はずっと僕たちを捕えようとしていた。ブルーフラッグもかなり最悪だったけど、僕たちは手負いのクルマだった。今日はかなり強さがあったので残念だ。それなりのポイントを獲得できたのはポジティブなことだけど、僕たちには間違いなく4位以上の速さがあったし、とにかく不運な午後だった」5位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「スタートは良かったと思う。良すぎたかもしれない。前のルイスにとても近づいていた。ブレーキをかけようとしたときにグリップがまったくなかったし、どこにも行けるスペースがなかった。右側にいたバルテリはポジションを取り戻そうとしていたし、マックスもアウトサイドから回り込もうとしていた。バルテリに申し訳なく思う。彼は何も悪くない。僕たちにとって残念な事故だった。僕たちはもっと良い結果を得られたはずだからね。幸いにも僕たちはレースを続けることができたし、僕たちにはレースで優れたクルマがあった。でも、結果は望んでいたものではない。僕のミスだ。でも、もう気持ちを切り替えて、来週末について考えることにしよう」6位:ケビン・マグヌッセン (ハース)「良いレースだったし、クルマも良かった。すべてをうまくやれた。僕たちにとっては良いレースだったし、昨日の失望から巻き返すことができてとても満足している。今も僕たちがレースで良い結果を残せる可能性のあるポジションにいることはわかっていたし、今日は僕たちの日だったね。第1スティントはウルトラソフトにかなり苦戦していたしい、オーバーヒートしてリアがスライドしていた。何らかの理由で、フロントタイヤは本当に機能していたけど、リアタイヤがきついんだ...
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