2017年 フォーミュラ1 第2戦 中国GPの予選が8日(土)、上海インターナショナル・サーキットで行われた。ポールポジションを獲得したのは開幕戦に続いてルイス・ハミルトン(メルセデス)。通算63回目、メルセデスにとっては通算75回目のポール獲得となった。2番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手には0.001秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。
1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「昨日は走行ができなかったけど、これまでのところ興味深い週末だ。昨日やるはずだった大量の作業を今朝のフリー走行に持ち込むのは、僕ら全員にとってチャレンジだった。フェラーリはフリー走行、そして、予選を通じてとても速かった。接戦になるとわかっていたので、彼らに勝つために全力を尽くさなければならなかった。僕はセッション毎に少しずつタイムを短縮し、最後のアタックで最速ラップタイムを出した。いつもそれを目標にしているけど、必ずしも成功するわけではない。最後のアタックは、それまでのアタックほど出だしは良くなかった。でもし、そこからどんどんよくなった。最終コーナーは本当に力強く立ち上がれたし、コンマ数秒は短縮できたという感触があった。ただ、ターン14に入るときはいつも少し緊張する。タイムを短縮するためにブレーキを遅らせたいけど、失敗するとタイムをロスしてしまうからね。ラインを越えた後、他のドライバーのアタックを見守るのは緊張してたよ! 今日はとても嬉しいし、僕に先頭争いをさせてくれるチームの大きな努力にとても感謝している。今まで以上にエキサイティングだ。僕たちはコース上で他のドライバーたちと本当に戦っているし、これこそがレースだ。そのおかげで毎回アタックするたびにハードが上げっていく。僕はそれが大好きなんだ。ファンにも心から感謝している。たくさんの英国国旗が振られているのを見るのは素晴らしい眺めだった」2番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「明日は明日の風が吹く。オーストラリアよりも近づいたし、全体的に明日にむけて多くの可能性がある良いセッションだった。異なるコンディションなど、レースで何をもたらせるか見てみるつもりだ。もちろん、さらに近づきたかったし、彼らが証明したようにメルセデスがQ3でとても強いことはわかっていた。バルテリに対しては幸運だった。1000分の1秒という間隔は紙一重だからね。自分のラップには満足している。最終コーナーではちょっと早くにブレーキをかけてしまったし、縁石に強くヒットして、クルマが落ち着くのを待たなければならなかったけどね。そこでちょっとタイムを失ったけど、ルイスとのギャップを縮められたとは限らない。それ以上のゲインは難しかった。完全に異なるトラック、特にメルボルンよりもかなり気温の低いコンディションでこのような結果を出せたのは間違いなく良いニュースだ。自信はあるし、クルマが僕に教えてくれていることを信頼している。彼女は僕が伝えた通りに反応してくれている。良い戦いだったけど、明日はさらに改善する必要がある」3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「セバスチャンが僕たちの間に割り込んだのは本当に残念だ。前回は1000分の数秒だったけど、今回は1000分の1秒だ。ここでは1周の間に千分の1秒を失ってしまう場所が結構あるので、いつものようにどこで改善できるか調べるつもりだ。でも、いずれにしろレースは明日だ。チームとしてはグリッドの1番手と3番手にいるので、スタートをするには良いポジションだ。天候によっては何が起こるかわからない。ルイスは今日強かったし、フェラーリもとても速かった。いつも接戦を予想しているし、明日もそうなるだろう。短時間のフリー走行でマシンをうまくセットアップするという素晴らしい仕事をしてくれたチームに改めて感謝したい。走るのがとても楽しかった。明日は何を見せられるかやってみよう」4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「Q2での力強いパフォーマンスの後、結果にはそんなに驚いていない。特に1コーナーでフロントエンドにちょっと苦労していた。ターン3ではあれ以上にゲインを得ることはできなかったと思う。昨日、走行が限られたことで、全てを正しくまとめるのはトリッキーだった。まだ僕たちが望んでいる100%のところまではきていない。セットアップで改善しなければならない細かいことがいくつかあるし、よりプッシュしていけば、それらはもっと明らかになる。でも、メルボルンよりはすでにいい感じだ。序盤はアンダーステアだったけど、何らかの理由でオーバーステアに変わった。でも、ハンドリング的にはクルマは悪くはない。タイヤが余っていたのでQ2では2回の走行を行った。出て行って、他のクルマが何をやっているかを見てみるためにね。明日はコンディションが異なるだろうし、雨になれば、全員にとってちょっと推測になるだろう。様子を見てみるよ」5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「個人的には、今日の午後にマシンから引き出したものについては満足しているけど、チームとして、そしてドライバーとしてはもっと上位を望んでいる。今日になるまで、セットアップから最大限引き出せていないと感じていたけど、予選でのクルマの感触はかなり良かった。ほぼ望み通りのクルマだったけど、メルセデスやフェラーリに比べるとパフォーマンスがまだ足りない。でも、今朝からバランスがかなり改善したと感じたし、思い切って変更したもので予選で役に立った。明日、雨が降ってもがっかりはしない。ウェットコンディションはいつもチャンスを生み出すし、それを最大限生かせるかは自分次第だ。ウェットでも良いマシンであることを期待している。そのようなコンディションではダウンフォースが大きな役割を果たすので、様子を見なければならない。何が起ころうとお客さんにとってはエキサイティングなレースになるはずだし、表彰台を目指してあらゆる手を尽くすつもりだ」6番手:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)「僕たちにとって非常に良い予選セッションだったと思う。自分のパフォーマンス、ラップ、クルマのバランスには満足している。最後にヒュルケンベルグの前に出ることができたし、今日は自分たちのベストを尽くしたと思う。明日は完全にオープンな気持ちで臨む必要がある。天気になるかもしれないし、雨が降るかもしれないからね。でも、オーストラリアのように戦って、いいパフォーマンスを発揮できることを願っている」7番手:ニ...
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