2017年のF1プレシーズンテストが27日(月)にスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットでスタートした。新たなレギュレーションが導入され、勢力図の変化に注目が集まる2017年シーズンのF1。2017年F1マシン初の合同テストのトップタイムはメルセデスのルイス・ハミルトンが記録。メルセデスは午前と午後で作業をわけ、バルテリ・ボッタスと合わせて152周を走行。タイム、信頼性ともに上々のスタートを切った。
一方、初回のテストらしくトラブルも多発。特にマクラーレン・ホンダは、パワーユニットのトラブルで大部分の時間を棒に振ると言う幸先の悪いスタートを切った。1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「良い一日だったし、チームにとっては本当にポジティブな一日だった。クルマは素晴らしい、感触もかなりいい。今日は多くのラップを走り込んで、たくさんの情報を得られたし、前進できるようにクルマを改善していける。今日は全てのチェックポイントのリストをチェックして、マイレージを稼ぐことが重要だったので、まだバランスをパーフェクトにするような作業はしていない。もちろん、今日のテストも全力で取り組んだよ。このようなテストデーはトレーニングみたいだ。クルマはワイドでたくましくなっているし、いい感じだ。速いし、よりフィジカル的に厳しい・・・ビーストだね! ちょっと違った運転をしなければならない。でも、昨年のマシンよりもずっと優れている。Gフォースは間違いなく上がっている。ここではいつもより2Gは上がっているね。ドライバーが常に望むダウンフォースもずっと増えている。コーナーでは常に速く走りたいからね。タイヤはかなり硬いし、ドロップオフしない。1ストッパーが増えそうだね。通常、このようなタイヤはデグラデーションが多いけど、このタイヤは劣化しない。とても一貫しているし、最初のラップと最後のラップでもフィーリングに大きな違いはない。今後数日でクルマを改善していく。まだ僕たちは倒すべきチームだと思う。でも、僕らにもやらなければならない作業はたくさんある。グリッドの全てのチームも同じようにね。今は自分たちの仕事に集中しるし、自分たちにできる全力を尽くているよ」2番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)コメント未発表3番手:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)「今日は良い一日だった。テスト初日はいつだってクルマのすべてがうまく機能し、信頼性があることを願いながら臨むものだけど、103周を走れたことは悪くないと思っている。午前中はいくつかセットアップの変更とチェックを行い、クルマのすべてが正常に機能していることを確認した。それを徹底的に行っている間は待つ時間もあった。でも、初期チェックと変更を行った後、午後に多くのラップを走り込めた。まだ学習段階なので、自分たちのポジションを語るのは早すぎるけど、走っていて本当に楽しい。グリップがかなり多くなっているし、コーナーもとても速くなっている。ブレーキのタイミングをかなり遅らせられる。スピードもはるかに速くなる。全体的には最高の初日だったと思う。チーム全体にとって本当にポジティブだ。100周以上を走り込めたし、一日一日、新しいことを学んでオーストラリアでの初戦に向けてベストな状態に仕上げていきたい」4番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)「いくつか問題はあったけど、良かったのは全てが小さな問題だったことだ。何度か走行がストップしたけど、今後数日にむけてまったく心配するようなものではなかった。完全に真新しいマシンの典型的な初期トラブルだ。そこを除けば、クルマの第一印象は素晴らしかった。楽しみにしていたので、ようやくクルマのフィーリングを得られて嬉しいし、マシンはもっと速くなるという期待もあった。フィーリングはいい。今日はとても楽しい一日だった」5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「今日のセッションはOKだったし、比較的に早くにスピードに乗れたと思う。午前中はちょっとスロースタートだったけど、午後は良くなったし、最後の2時間はよりテストらしかった。少しでもポジティブな形で一日を終えられて良かったよ。クルマからはまだずっと多くを引き出せるし、路面が冷えていてタイヤがまだ適切な温度に達していなかったことを忘れてはならない。ただ、今日ルイスが刻んだタイムはすでに昨年の予選最速タイムを上回っているし、もっと速くなるだろう。今のところはクールだけど、僕たちは今日のポジションよりもはるかに速くなると思う。マックスがクルマに乗る明日には着実なステップをは果たして、もっとトリミングの作業をやってきればいいね」6番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「僕たちにとってはとても良い初日の朝だった。かなり多くのメカニカルテスト、システムチェックをやりつつ、マイレージも稼いだ。79周はレース距離以上だし、最初の朝の走行としてはとても良い感じだ。クルマがトラブルに直面するのであれば、今のうちに直面しておいた方いい。午前中にはレース以上を走ったのはそれが理由だ。それが僕たちの目標だった。ロングランに取り組み、今日のコンディションから得られるあらゆる情報を得ようとした。ラップタイムに関しては今のところまったく気にしていない。チームとして、まだより多くの重要な日がある。一番やらなければならないのはマイレージを稼ぐことだし、クルマに問題はなかった。スタッフが冬の間に素晴らしい仕事をしてくれた。僕は1カ月前に働き始めたばかりだけど、クルマの走りは印象的だ。フィーリングはいい。シルバーストンでも何周か走ったけど、今回はきちんとしたテストだ。最初の数周は本当にスペシャルだった。今年はF1にとって新時代だ。クルマは昨年とはかなり違う。新しいレギュレーションのインパクトを実感できるね。負荷が増えて、クルマは大きく、重くなり、グリップが増えている。素晴らしいと思う。走るのがとても楽しいし、コーナーでも速い。レーシングはまだわからないけど、これまでのところはいい感じだ。フィジカル的にクルマは要求が高くなっているけど、幸いにも僕はシーズンに向けてうまく準備を整っている」7番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア) 「二通りの一日だった。午前中はとても生産的だった。計画していた多くのことをこなせたし、異なるセットアップオプションやタイヤコンパウンドにトライした。午前中を通して、状況はかなりポジティブだったし、新車から多くのことを学ぶチャンスを得られた。残念ながら、午後は予防措置とし...