2015年の最後のプレシーズンテストがバルセロナで幕を開けた。テスト初日は、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がついに1分23秒台に突入。2番手にはマーカス・エリクソンが続き、今回もザウバーが速さをみせている。マクラーレン・ホンダは、ハイドロリックリークが発生。パワーユニットを交換する必要が出たため、午前中に7周を走行しただけでテストを切り上げた。
ルイス・ハミルトン (メルセデス)「今週はだいぶ気分が良くなっている。より多くのエネルギーがある。今日の午後は全然走れなかったので、今すぐにでも戻って走りたい気分だよ! もちろん、今日はもっと多くの周回を走りたかった。特に終盤は陽が出てきていたからね。でも、このような日もある。あまりネガティブに考えてはいない。どのような問題であれ、今の段階でトラブルが出て、それを修正できるは良いことだと思う。開幕戦ではそうなって欲しくないからね。テストはいつだって難しい。一日を通してクルマに乗れて、太陽が出て、タイヤが機能していれば、自分好みのクルマに仕上げたい部分を学ぶためにより多くの変更を施すことができる。当然、走れば走るほど快適に感じていくものだ。でも、正直、今日の50周は十分だったと思っている。クルマのフィーリングはポジティブだし、タイヤを機能させられたことも良かったと思う。あと一日あるので、クリーンに走ってしっかりと開幕戦のマシンに仕上げられることを願っている」ダニール・クビアト (レッドブル)「多かれ少なかれ、まずまずの一日だった。たくさんの作業ができたし、明日はもっとできることを願っている。自分たちのポジションを確認したり、エンジンやシャシーを理解したりする上ではこれからの数日が本当に重要になってくるので、できるだけ多くの走行ができたのは良かったと思う。今日は順調だった。常に改善の余地はあるので、それを見いだせるようにプッシュしていく」フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)「僕たちにとっては良い一日だったし、クルマの挙動もいい。新しいソフトタイヤを試し、何度か速いラップを走れた。FW37は一度も問題が起きる兆候はなかったし、それはヘレスの初テストの時からずっとそうだ。たくさんの作業に取り組み、前進していると感じている。開幕戦までにクルマに乗れるのはあと一日なので、土曜日が重要になってくる」キミ・ライコネン (フェラーリ)「いくつか問題はあったけど、解決できると確信しているし、今日は多くのことを学べた。全体的にクルマはそれほど悪くないけど、改善したいところはいくつかある。特にコンディションがトリッキーになると周回毎にタイヤが同じように機能していない。テストで学んだことを生かす時間はもう一日ある。メルボルンで過ごす数日間で自分たちの実際のポジションがわかるだろう」カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)「アップデート・パッケージを搭載したマシンでドライブできてよかった。おかげで、エンジニアが研究するための貴重な空力データを集めることができた。午前のセッション終盤には、本当の走りをすることができた。全体的なグリップやバランスに関してはマシンの改善をすぐに感じられた。その後はとてもポジティブで励みになる一日を過ごせた。午後はトラブルがあって走行時間を失ったけど、みんなが懸命に修復してくれて、またコースに戻れたし、チェッカーフラッグが振られるまでにさらに2度の有益な走行ができた」ロマン・グロージャン (ロータス)「今日は多くのセットアップを試したので、いろいろと変更を加えるために何度もガレージに戻ってきたけど、それも含めて全てがテストだ。今回もクルマの信頼性は高い。周回数は他の日ほど多くなかったけど、多くの作業に取り組みことができた。テストではすべてが学習プロセスだ。明日さらにクルマンが進歩することを期待している。土曜日にまた走るのを楽しみにしている」マーカス・エリクソン (ザウバー)「生産的な一日だった。僕にとってこれまででベストのプレシーズンテストだったね。午前中は雨が降るまでは順調だった。雨のためちょっとだけプランを変更しなければならなかった。レースシミュレーションを終わらせる予定だった午後は貴重なデータを集められたし、チームにとっては本当に良いエクササイズになったと思う。僕にとっても、異なる燃料搭載量でレース距離を走破することは2015年のタイヤの感触を掴むだめにも重要だった。最後はソフトとスーパーソフトのタイヤでショートランを走った。全体的にポジティブな一日だったし、多くのことを学べたと思う。残りの週末も同じようにいくことを願っている」
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