2014年初のインシーズンテストが8日(火)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。F1バーレーンGP後、全チームがバーレーンに残り、2日間にわたり、テストを実施する。初日はニコ・ロズベルグが1分35秒697でトップタイムを記録。また、ケータハムは、ピレリのテスト日に割り当てられ、開発タイヤをテストした。
ダニエル・リカルド (レッドブル)「午前中は少し時間を失ってしまったけど、午後に取り戻すことができた。良い時間を過ごせたんと思う。今日はパフォーマンス走行はしていないけど、午後は3度セットアップ変更をしながら、いい感じにロングランに取り組めたし、そこから優れたフィードバックも得られている。先週末、暑い日中のセッションだったP1やP3では苦戦したけど、今日のクルマはそのようなコンディションでもフィーリングははるかに良くなっていた。特にロングランはそうだったね。僕たちはまだちょっと遅れをとっている。でも、少しずつ縮めているし、今回のテスト後の中国ではもう少し近づけると確信している。今は得られるものは少ないかもしれないけど、何でも生かしていきたい。僕たちは学んでいるし、進歩し続けている」ニコ・ロズベルグ (メルセデス)「セットアップの異なる方向性を試し、タイヤをもう少し理解することが今日の目標だった。タイヤを最大限に引き出す方法については、学ぶことがなくなることはない。その意味では生産的な一日だったと思う。それからブレーキにも取り組んだ。現時点ではまだ100%満足しているわけではない。トラック上では数週間に渡って良い時間を過ごせているけど、最大限のパフォーマンスレベルに達したことは一度もない。常にもっと見い出せるものがあるし、このままクルマを改善して、ドライバーとしても成長するためにプッシュしていく。でも、あらゆる点から見て、チームはこのクルマに素晴らしい仕事をしていると思う。信頼性、マシンパフォーマンス、パワーユニットのパフォーマンス。すべてがいい感じだし、このようなポジティブな雰囲気のチームの一員であることがうれしい」パストール・マルドナド (ロータス)「午前中のプログラムは空力作業に焦点を置いた。周回数は少なかったけど、かなり多くのことを成し遂げられた。午後はパフォーマンス作業、パーツやセットアップの評価が予定されていたけど、パワーユニットのトラブルによってプログラムを完了できなかった。何が起きたのかを確認し、理解していかなければならない。今日はもっと走りたかったけど、そのためにテストがある。明日はロマンがテストプログラムを継続して、もっとポジティブな一日になることを願っている」セルゲイ・シロトキン (ザウバー)「今日は全てが最高だった。バーレーンでは初めての走行だったけど、このトラックは気に入った。僕がワールドシリーズbyルノーの運転で慣れているものに比べると、ザウバー C33のエンジンパワーはとてつもなし、加速もすごい。午前中の最速ラップではいくつかミスをしてしまったし、1秒くらいは失ったと思う。でも、全体的には良いセッションのスタートだった。午後はシューズに難題があった。小さすぎて、ブレーキングのときはかなり痛かった。シューズを履き替えても最適な感じではなく、ドライブするのが難しかった。楽ではなかったけど、300kmを走破できて嬉しい。改善のポテンシャルがかなりあることはわかっているし、そのことに僕たち全員が満足している」ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)「タイムシートでは見えないかもしれないけど、今日は生産的な一日だったし、かなり多くのことを学べた。本当に役に立ったし、レース週末の環境以外で多くの周回を重ねることができた。日曜日のレースで、ペースが期待していたほど力強くなかった理由についても学べたと思う。今回のインシーズンテストは、チームにとってだけでなく、僕のように経験を積んでいかなければならないドライバーにとっても本当に有益だと思う」バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)「予定していたプログラムを完了することができたし、全体的には良い一日だった。セットアップ作業に取り組んだけど、かなり実験的だったし、今後の数レースでそれが役に立ってくれることを願っている。いくつか新しい空力コンポーネントも試せたし、ポジティブな結果を得られた。レースとは路面コンディションが違っていたけど、風が少なくてテストには良かったと思う」マックス・チルトン (マルシャ)「プログラムを完了できたし、短い時間だったけど、クルマをさらに開発していくことができたので、基本的にはポジティブな一日だった。ハイドロリック系のトラブルが発生したことでしばらくストップしてしまったけど、すぐに修正された。実際、僕たちがストップしていたのは路面が一番熱かった時間帯だ。終盤までタイヤをキープできたし、路面がもう少し扱いやすいときにタイヤを生かすことができた。最終的なタイムシートのポジションにも満足している。特にクイックラップでは改善の余地があったからね」ロビン・フラインス (ケータハム)「午前中は63周を走り込めて嬉しかったけど、午後に周回数を追加できなかったことにはもちろんガッカリしている。特にクルマがいい感じで、僕自身も楽しんでいたからね。昼食前の最後の走行を終えたとき、ハイドロリックシステムに漏れが見つかり、フロアとギアボックスを取り外さなければならなくなった。時間を考えて、クルマを組み立て直すにはしばらくかかるだろうということで、セッションを早めに切り上げて2日目に向けた準備に取り組んだ。今日使ったタイヤについてあまり語ることは多くない。今日は開発タイヤを履いたし、今日はピレリのタイヤテストだったので、どのコンパウンドを履いて走っているのかも知らされていない。明日はマーカスが作業を引き継ぐ。バーレーンでは今年最後の走行だ。僕たちのテスト作業に励む一日になるので、しっかりやることが目標だ。最終日にできるだけ多くの情報を得てバーレーンを出発したいね」
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