シーズン開幕前の最後のプレシーズンテストがバーレーンでスタート。初日はフォース・インディアのセルジオ・ペレスがトップタイムを記録した。各チームがメルボルンでの開幕戦にむけての作業を開始。特にメルセデス勢はレースシミュレーションを含めて多くの走行距離を走り込んだ。フェラーリ勢もそれなりにパフォーマンスを上げてきている。
ここまで最大のパフォーマンスで走れていなかったルノー勢だが、ルノーは今回のテストにむけて改良を施しており、トラブルが多発したケータハムを除けば、周回数は多くないものの各チームがてごたえを感じているようだ。ダニエル・リカルド (レッドブル)「いくつか長めの距離を走れたし、午前中はだいぶ良くなっていた。クルマに乗って、これまでで一番感触が良かった。このパッケージはうまくまとまっていると思う。今日はいくつか問題があったけど、少なくともクルマがトラックを走っているときはかなり有益な走行ができたし、午前中は進歩を果たすことができた。少しずつ上がっていると思う。自分がこのまま走りたいところだけど、僕が乗ったあとにはセブが少なくとも2日間走ってくれるので、この先の3日間はそれなりにいい感じだと思う」ニコ・ロズベルグ (メルセデス)「僕たちにとって最高の一日とはいかなかった。新しいパーツをいくつか試している。そうしているといろんなことがわかるものだ。でも、今日は残念ながら良いことだけではなかった。昼休み前にはいくつか良いラップを走れたんだけど、午後にいくつか小さなトラブルが起きてしまい、予定よりも少し早く走行を終わらせることになった。でも、それは僕たちが限界まで全てをプッシュしている証だし、テストの残り3日間もかなりのチャレンジが待ち受けている。メルボルンに備えるためにもここでの時間を最大化しなければならない。今日は全体的に難しい一日だったけれど、僕たちは正しい道を進んでいる」キミ・ライコネン (フェラーリ)「今日は小さなトラブルがあり、周回数が制限されてしまったけど、クルマに関して新たなことを学べた。常にもっとうまくやりたいと思うものだけど、どのチームにも予期しないことが起きていると思うし、僕たちは今もメルボルンに向けてできる限り準備できるように頑張っている。レース週末になればセットアップをいろいろと試す時間はほとんどないので、今日は自分たちにとって最適な方向性を見いだすためにもトラックにい続けることが重要だった。テスト最終日はこれまでに学んだ全てをしっかりまとめて、レースで直面するであろうコンディションでの作業に集中していく」パストール・マルドナド (ロータス)「もちろん、今日は僕たちが望んでいたような一日ではなかったけど、全員が進歩するために懸命に頑張っているし、チームとしてすぐにソリューションを見つけられると確信している。優れたポテンシャルがあるのは明らかだし、クルマもそれほど悪くない。いくつか問題はあったけど、修復している。電子系やソフトウェアについては毎日走る度に改良を施している」セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「今週をスタートする上で僕たちには本当に良い一日が必要だったし、今日はそれができた。多くのラップを走り込み、複数のコンパウンドやマッピングを試した。マシンを学ぶためには最高の一日だった。明日は僕にとってシーズン開幕前にマシンに乗る最後の日なので、メルボルンに良い状態で向かうためにもまた堅実な一日を過ごせることを願っている」エイドリアン・スーティル (ザウバー)「今日は多くのマイレージを稼ぐことができた。でも、パフォーマンスについては作業しなければならない。まだいくつか問題があった。それでも、予選走行ができてし、レースシミュレーションもほぼ完了できた。多くの価値ある情報も収集できている。でも、さらに進歩していかなければならないことはわかっている。全てのドライタイヤのコンパウンドで経験を積めむこともできた。基本的にはどれも昨年より硬くなっているけど、レース距離を走ってもしっかりもってくれるはずだし、なにも懸念はない」ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)「今日は予定していた全てのプログラムを完了させることはできなかったけど、クルマに乗れたことはよかった。でも、いくつか進歩を果たせたと感じている。今日はパフォーマンスを求めていたわけではないし、大半の時間はピレリのハードタイヤで走った。土曜日にまた走る予定だし、明日はジェブが丸一日の走行できることを願っている。」バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)「僕たちにとっては今日も良い一日だった。走行プランの全てを完了できたのは嬉しい。一日を通してトラブルはなかったし、しっかりと走れるクルマを用意してくれたチームによくやったと言いたい。午前中は空力作業をして、午後はレース距離を走ってセットアップ作業をしてので、今夜分析するデータはたくさんある。いくつかとても興味深いテストを実施しているし、まだ改善すべきところはたくさんあるのでプッシュし続けていく」マックス・チルトン (マルシャ)「やっとそれなりの走行距離を達成できたし、今日の僕たちの走行は一貫性があったのは素晴らしいことだ。現段階ではまだクウrマについて学ぶことがたくさんあるので、エンジニアたちにとって僕たちの集める情報が本当に重要だ。今日は信頼性に関していくつかポジティブな兆候も見られたので、全体としてはかなりポジティブだし、今週残りに向けて良い基礎が築けたと思う。今後数日間も僕たちがやっていく作業に注目していく。日曜日にクルマに戻るのが楽しみだ」小林可夢偉 (ケータハム)「開幕前最後のテストの初日を19周という走行距離で終えたくなかったですが、とにかくチームはトラブルが起こる度に懸命に直してくれました。午前中はエンジンとは関係がない電装系のトラブルでクルマをコース上に停めました。トラブル自体はそこまで大きなものではなかったのですが、クルマから煙が出たので、修復や掃除などを行い、お昼休み前にクルマの準備を終えていました。昼休み後、真っ先にコースインしましたが、その後パワーユニットのソフトウエアに次々とトラブルが起きてしまい、予定していたよりも早く一日を切り上げることになりました。ただ、ルノーはかならずこの問題を直してくれると思いますし、バーレーンで最初にテストした日のように、土曜日のテストではしっかりと走り込みたいと思い...