ポール・ディ・レスタは、自分が2018年のF1シートに相応しいことを納得させるためにやれる限りのことをやっていくと述べた。ポール・ディ・レスタは、2011年にフォース・インディアでF1デビューして59戦を戦った後、2013年のF1ブラジルGPを最後にF1シートを喪失。その後はメルセデスからDTMに参戦しつつ、2016年からウィリアムズのリザーブドライバーを務めている。
今年のF1ハンガリーGPでは、体調不良のフェリペ・マッサに代わって4年ぶりにレース復帰。印象的なパフォーマンスを見せたことで、2018年のウィリアムズのドライバー候補にフェリペ・マッサ、ロバート・クビサとともに名前が挙げられている。「彼らはもう僕のことを十分に知ってくれている。1年半以上ここにいるからね」とポール・ディ・レスタは Autosport にコメント。「ここで自分にできることは積極的に関わってきたし、それを続けていくつもりだ」「時間が経つにつれて、自分の夢がクルマに乗ることだということがとても明確になってきた」「並行してDTMでレースをしているけど、ここで人々と顔を合わせていることが最も大きい」「過去の自分のミスから学んできたし、それを生かせると思う」「ちょっとした待ちのゲームだ。コネクションを生かして、自分にやれることは積極的にトライしている。そこにいるわけだし、チームにとっても重要な時期だ」ポール・ディ・レスタは、F1ハンガリーGPで得たチャンスによって、ウィリアムズとF1に自分自身を証明することができたと感じている。「そのための欲求を失っていたと言うのは間違いだ。F1でレースをしなくなって長い時間が経っていたし、より難しくなっていた」「自分がまだ仕事を確実にやれることを証明できたと思う。自分では常にそう信じているけどね」「再びチャンスを与えられてそれをもう少し外部に示すことができたかもしれない。きとんとしたチャンスを与えられれば、自分にやれることをやるだけだ」メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ポール・ディ・レスタが、メルセデスにとってのリザーブドライバーとして最良の選択肢であるとハンガリーで示唆していた。「トトとは親交があるし、彼は僕の電話番号を知っているよ!」とポール・ディ・レスタは認めつつも、メルセデスのサードドライバーよりもウィリアムズのレースシートが優先だと述べた。「このポジションを考えれば、現時点でウィリアムズのシート獲得以上のものは考えられない。それが掴み取りたいものだ。現時点でそれ以外はすべて2番手だ」