ルーカス・ディ・グラッシが、2013年にアウディからWEC(世界耐久選手権)に参戦することが発表された。ルーカス・ディ・グラッシは、9月にWEC第5戦 サンパウロ6時間レースにアウディから参戦。際立ったパフォーマンスをみせ、2013年のアウディ R18 e-tronのドライバーの一人として契約を勝ち取った。
アウディは、2013年にWECに2台体制で参戦。ル・マン24時間には3台体制で挑む。アウディのモータースポーツ代表ヴォルフガング・ウルリッヒは「ルーカスはインテルラゴスで本当に印象的だった。これまで彼が成し遂げてきたことを見れば、彼には大きな将来があると考えることができる」とコメント。ルーカス・ディ・グラッシは、サンパウロでトム・クリステンセン、アラン・マクニッシュとR18ウルトラを共有し、3位でフィニッシュした。「アウディが、F1で得ていたよりも良い、夢のような契約をオファーしてくれたことをとても嬉しく思っている」とルーカス・ディ・グラッシはコメント。「この仕事は自分のパフォーマンスによるものだけだ。F1のような商業的な混乱はまったくない」アウディは、2013年にマルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ、ロイック・デュバル、マルク・ジェネ、オリバー・ジャービス、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュという9人のドライバーを起用。どのメンバーがWEC全戦を戦うのか、またル・マンでの組み合わせについては明らかにされていない。