ペドロ・デ・ラ・ロサは、現在、これまでのキャリアよりも優れたドライビングができていると考えている。長年マクラーレンでテストドライバーを務めたペドロ・デ・ラ・ロサは、今年ミハエル・シューマッハと同じく3年ぶりにF1レースに復帰した。前戦ハンガリーGPでシーズン初ポイントを獲得したデ・ラ・ロサは、彼の進歩具合に満足していると語る。
ミハエル・シューマッハがF1復帰で苦労しているのに対して、自身の復帰はうまくいっているかを質問されたデ・ラ・ロサは「わからないけど、僕は全てのレースで良くなっていると感じている」とコメント。「(リタイアした)シルバーストンのあとは、起こったことを受け入れるのがとても難しかった。僕たちは非常に競争力があったからね。でも、ハンガリーではQ3に返り咲き、チームのためにポイントを獲得することができた。正直、全てのレースでドライビングが良くなっていると思う。他のドライバーについてはわからない。でも、僕は今、かなり良いレベルにきているよ」デ・ラ・ロサは、ザウバーのシーズン序盤のトラブルはもう解決していると考えており、今後はあらゆるタイプのトラックで高い位置を目指せると考えている。「バレンシアから導入した全ての変更は、低速コーナーを目標としたものだったし、それがハンガリーでのパフォーマンスが興味深かった理由だ」「常に変更が正しい方向性かそうでないかの兆候を僕たちに与えていた。今はテストがないのでとても難しいけど、僕たちがクルマに正しい変更を施してきたのは確かだ。僕たちはシルバーストンのような超高速サーキットでしか競争力がないわけではないと言える」「僕たちにとって高速コーナーは問題ではなかった。最大の問題はずっと低速コーナーだった。ハンガリーはモナコのように非常に低速だった」デ・ラ・ロサは、今年序盤にザウバーに加入した新しいテクニカルディレクターのジェームス・キーのインプットを賞賛した。「ジェームス・キーは、チームに大きな違いを生んだし、彼は前進するために大きな貢献をしている。彼に感謝している」