元F1ドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、2016年にマクラーレン・ホンダが勝利への道に戻れるとは考えておらず、代わりに2017年に焦点をシフトするべきだと助言した。昨年、パートナーシップを再開させたマクラーレンとホンダだが、パワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足が露呈し、コンストラクターズ選手権9位という酷いシーズンを過ごした。
長年マクラーレのテストドライバーを務め、2006年のF1ハンガリーGPで自身唯一の表彰台を獲得したペドロ・デ・ラ・ロサは、マクラーレン・ホンダは、技術規約が全面的に変更になる2017年を見越すべきだと考えている。2016年にマクラーレン・ホンダは成功するかと質問されたペドロ・デ・ラ・ロサは「定期的にQ3に進み、表彰台フィニッシュできれば、2017年のワールドタイトルのための基盤を築くことができるだろう」とコメント。「しかし、チャンピオンシップ争いは、2016年ではなく、2017年に起こることを明白にしなければならない。彼らは、2016年シーズンのまさに開始時から、2017年F1カーのエンジンパッケージに集中することを知っていなければならない」ペドロ・デ・ラ・ロサは、マクラーレン・ホンダがこれほど苦戦するとは思っていないかったが、その兆候はあったと認める。「彼らがあのような一年を経験するとは思っていなかった。だが、後になって考えれば、エンジンコンストラクターが急ぎ、英国のチームから遠くはなれた日本に拠点を置くことを決定し、他メーカーから新しいハイブリッド・ターボエンジンに精通しているトップエンジニアを引き抜かなかったので、それが起こった。そのようなことはとにかく学習期間を非常に長くする」また、ペドロ・デ・ラ・ロサは、同郷のフェルナンド・アロンソが、パッケージが競争的でないままだった場合にF1から一時的に撤退する可能性があるとの噂を退けた。「彼はそうするにはまだあまりに優秀でハングリーだ。経験から言うが、ドライバーがサバティカルをとることを話すことは決してない。その上、プロジェクトが難しいほど、フェルナンドのモチベーションは高まる」「彼はファイターだ」