バルセロナテスト3日目の午前中にロータスのテストを担当したダビデ・バルセッキは、F1でトップ6を争う速さがあると確信している。ダビデ・バルセッキが、体調不調のキミ・ライコネンに代わってテストを担当すると伝えられたのは、セッションが開始するわずか15分前のことだった。ダビデ・バルセッキは、午前中にE21の技術的な不具合により16周しか走行できず、9番手タイムだった。
午後からはパリから戻ったロマン・グロージャンがテストを引継いだ。「走れて嬉しかった。マシンがストップしてしまい、実際には7周だけだったけどね」とダビデ・バルセッキはコメント。「でも、クルマに乗る時間を得られるのは良いことだ」「ここロータスでは、ドライバーは表彰台のために戦っているし、僕もトップ5〜6を戦うのに十分に強いはずだ」「今は、キミがオーストラリアで3位でフィニッシュするならば、僕は6位でフィニッシュできると思っている」「F1で勝利のために戦えるように強くなりたいし、僕が十分に速くないという理由は見当たらない。そこにいられれば、チャンスを生かせると確信している」ダビデ・バルセッキは、キミ・ライコネンのクルマを引継ぐための準備は決して理想的ではなかったと述べた。「8時45分に走ることがわかった。最高だったよ」とダビデ・バルセッキは述べた。「問題は僕のスタッフが全員オーストラリアにいたことだ。なので、全てキミの器材を使わなければならなかった。シート、オーバーオール、シューズ…そこになったアンダーウェア以外のすべてね」「でも、たいした問題ではなかったよ。彼らに『ライコネンのシートを使わなければならない』と言われたとき、『元ワールドチャンピオンのシートなので、速いだろう』と思ったよ」ダビデ・バルセッキは、4月1〜3日にポールリカールで行われるテストで、2013年のエンジンとタイヤを装着した2年前のルノーで走行する予定となっている。