ダニール・クビアトは、2021年もアルファタウリ・ホンダF1に残留できる可能性はいくらよく見ても“非常に低い”と繰り返した。ピエール・ガスリーはすでに2021年の契約を結んでいるが、アルファタウリ・ホンダF1のセカンドシートで誰がガスリーとパートナーを組むかは明確になっていない。
現在、そのポジションにいるダニール・クビアトだが、レッドブルはホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅を起用することを望んでいると考えられており、アレクサンダー・アルボンもオプションにように見える。ダニール・クビアトは、これまでと同じように2021年もアルファタウリ・ホンダのF1ドライバーであり続ける可能性は“非常に低い”ことを完全に受け入れている。「これまで何回も言ってきたように、来年ここにいる可能性が非常に低いことは分かっている」とダニール・クビアトはF1バーレーンGPの木曜記者会見で記者団に語った。「それはすべて非常に特定のシナリオに依存しているし、ある意味、僕はここでの3戦に焦点を当てているし、将来についてはあまり考えていない」「とにかく僕は今後のレースでこのチームのために最善を尽くすつもりだ。それからどうかるか見てみるよ」「僕にとってアルファタウリはこの3レースについて考え、今年に集中する価値がある。最終的に浮き沈みはあったけど、最近はどんどん良くなっているので、この傾向を続けて、できる限りベストなかたちで今年を締めくくりたいと思っている」ダニール・クビアトは、自分の将来が分かっているかどうかはアルファタウリへのコミットメントにまったく影響を与えないと語る。「僕が残留するかを知っているかどうかに関係なく、僕は常にすべてのレースでベストを尽くているし、過去数レースもそうだった。それは変わらない」とダニール・クビアトは語る。「ベストを尽くし、エンジニアと協力し、できる限りベストのドライブングをする。このような状況でできるのはそれだけだ」2017年シーズン途中にトロロッソのシートを失ったダニール・クビアトだったが、2018年にフェラーリのシミュレータードライバーを務めた後、2019年にレッドブルのプログラムに呼び戻され、トロロッソに復帰。アルファタウリとなった今シーズンもドライバーを務めている。しかし、ダニール・クビアトは、2020年に思ったような活躍はできておらず、F1エミリア・ロマーニャGPで4位入賞を果たして合計で26ポイントを獲得しているが、チームメイトのピエール・ガスリーよりも37ポイント下回っている。