ダニール・クビアトは、今年トロロッソ・ホンダでF1復帰することを不安に感じていたと明かす。2017年でトロロッソのF1シートを失い、レッドブルからも解雇されたダニール・クビアトだが、今年、再びトロロッソでF1復帰。F1ドイツGPでは3位表彰台を獲得し、トロロッソに11年ぶりとなる2度目の表彰台をもたらした。
復帰後は一貫性のあるパフォーマンスを復帰しているダニール・クビアトだが、F1に復帰することを不安に感じていたと認める。だが、プレシーズンテストをスムーズに過ごせたことで、過去を忘れ去ることができ、F1カーを走らせることに再び“喜び”を感じられるようになったと語る。「アブダビテストの前は少し不安だったと言っても過言ではない」とダニール・クビアトはコメント。「長い間F1カー、F1、そして、トラックアクションから離れていた。こう言い換えてみよう。そこに至るまでの数日は簡単ではなかったけど、別の意味でとても幸せな日々だった」「しばらく離れたあと、状況がどのように進んでいるかにも疑問符があった。全体的にはドライビングに関してだ。でも、5周以内に普通に戻れたし、フランツ(トスト/チーム代表)が言っていたように、離れていたような気がしなかった」ダニール・クビアトは、昨年フェラーリのシミュレータードライバーの役割がどのような恩恵をもたらしたか、それが今シーズンのパフォーマンスにどう反映されているかについて語った。「最後にここにいたときとは違っていると思う。今年、状況をまとめ、物事を熟考し、ドライバーとして良くなるためにも良かったと思う」「全体的な仕事、ドライビングに対するアプロートの変化もコース上に現れていると思う」18か月前に解雇を告げられたチームに復帰することをどう思ったかと質問されたダニール・クビアトは、F1グリッドに戻ることを熱望していたため、ノーというのは不可能だったと語る。「通常、夏の期間に将来のプランについて話し合いを進めるけど、最初のリアルな提案がヘルムート(マルコ)から非常に直接的にあった」とダニール・クビアトは語る。「二度考えることはなかった。僕は戻りたいと思っていたし、トロロッソとともにやるべきことはたくさんあった。2017年を通してレースをしたいという気持ちは大きくなっていた」「今は通常の状態にかなり戻っていると言える。今は本当にそこに入っているし、クルマに乗るたびに全てのプロセスを本当に楽しんでいる。それは喜びだ」