ダニール・クビアトは、2017年にレッドブルを解雇されたことでF1へのアプローチが変わったと語る。まだ24歳のダニール・クビアトだが、トロロッソとレッドブルで昇格と降格を経験した後、2017年シーズン後半にレッドブルから解雇された。しかし、フェラーリのF1シミュレーターで経験を積んだクビアトは、2019年に再びトロロッソからF1復帰を果たす。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今回がダニール・クビアトにとって“ラストチャンス”だと奮起を促しつつ、今のクビアトはより強く、落ち着いたドライバーへと変身を遂げていると語っている。「時が経てばわかる」とダニール・クビアトは El Mundo Deportivo にコメント。「僕に言える唯一のことは、レースと自分の仕事に対する準備の仕方でいくつかのことを変更したことだ。それが自分のドライビングスタイルの改善に繋がることを強く願っている」どのような変更かと質問されたダニール・クビアトは「言いたくはない。何も明かしたくはない。コース上で明らかないしたいと思っている」と述べた。昨年、マラネロでフェラーリの最先端のシミュレーターで仕事をしていたダニール・クビアトは「とてもポジティブな一年だった」と振り返る。「フェラーリのような少し違った環境で仕事をするのは良いことだった。彼らは僕にとって良くしてくれた。そして、ある時点で僕はF1復帰を心から切望するようになった」「復帰するのはとても難しいことだと思っていたけど、チャンスが巡ってきた。ネガティブな日がなかったわかではないけど、少しだけだ。とてもポジティブな一年だった。必ずしもすべてが常に簡単にいくわけではない。浮き沈みを経験するもが良いときもあるし、あの時は僕をよりハングリーにしてくれた」だが、ヘルムート・マルコが“ラストチャンス”と語るように、ダニール・クビアトにはより大きなプレッシャーがのしかかっている。「F1とはそういうものだ。常にうまくやらなければならない」とダニール・クビアトはコメント。「もしワールドチャンピオンならば悪い時期を過ごすことこともあるかもしれないけど、中団にいれると常に最高のレベルを発揮しなければならない。3~4戦の“不調”は許されない」しかし、ダニール・クビアトは、2019年は自分にとって良い1年になるとポジティブに捉えている。「僕の周りには過去を消化し、僕が個人として、そして、ドライバーとして改善しなければならない部分を理解してくれる素晴らしいチームがいる」
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