ダニール・クビアトは、F1アブダビGP後のピレリのタイヤテストでトロロッソに復帰。ホンダのF1エンジンを始めて走らせる。2017年シーズン後半にトロロッソのF1シートを失い、レッドブルのプログラムからも外されたダニール・クビアトだが、2019年にレッドブル・レーシングに昇格するピエール・ガスリーの後任としてトロロッソ・ホンダでF1復帰を果たすことが決定している。
ダニール・クビアトは、今月末にヤス・マリーナ・サーキットで行われるポストシーズンテストでトロロッソでの3回目の挑戦のための準備をスタートさせる。「クルマで重ねることができる全てのマイレージが彼にとって良いことだ」とトロロッソのチーム代表フランツ・トストはコメント。「空力によって来年のクルマは異なるクルマになるが、マイレージを与え、タイヤを学び、クルマがどうなっているかのイメージを得てもらいたいと思っている」アブダビテストは、来年の公式プレシーズンテスト前にコース上でテストできる唯一の機会となり、まだ移籍が発表されていないランス・ストロール(フォースインディア)を始め、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、キミ・ライコネン(ザウバー)といったドライバーが2019年に移籍チームでの作業を開始する予定となっている。ダニール・クビアトは、まだトロロッソ・ホンダでシート合わせを行っていたが、今後2週間で実施される予定となっている。今年、フェラーリの開発ドライバーを務めていたダニール・クビアトは、4月にフィオラノでのウエットタイヤテストでフェラーリを走らせている。トロロッソのマシンを走らせるのは1ポイントを獲得した2017年のF1アメリカGP以来となる。トロロッソは、最後の3戦でピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを起用することを決定し、今季も二人をフルタイムで走らせている。ダニール・クビアトは、2014年にトロロッソでF1デビュー。2015年にレッドブル・レーシングに昇格したが、2016年シーズン序盤にマックス・フェルスタッペンと交代するかたちでトロロッソに降格。2019年はチームとの3度目の再開となる。2019年のトロロッソ・ホンダの2人目のドライバーはまだは発表されていないが、ブレンドン・ハートレーは、F2ドライバーのアレクサンダー・アルボンと交代されるとみられている。レッドブルは、アレクサンダー・アルボンがフォーミュラEの3年契約を結んでいる日産と交渉を進めている。アレクサンダー・アルボンは、バレンシアで行われたフォーミュラE公式テストに参加しておらず、レッドブルは日産との契約を解消して、彼を走らせることを約束したと考えられている。ブレンドン・ハートレーは、2019年に有効な契約を結んでいると主張している。