ロシア人で初めてF1テストドライバー契約を結んだセルゲイ・ズロービンは、フェラーリの開発ドライバーという新しい役割を受け入れたダニール・クビアトの決断を支持。“パドックの半数が夢見ている仕事”だと語った。昨年後半にレッドブルのジュニアプログラムを外されたダニール・クビアトは、2018年のフェラーリの開発ドライバーに就任。ロシア人として初めてフェラーリのF1マシンをテストすることになる。
セルゲイ・ズロービンは聞き覚えない名前かもしれない。47歳のズロービンは、かつてF3000に参戦し、2002年にロシア人として初めてミナルディのF1テストドライバーを結んだ。しかし、それ以降は主だった報道はされず、数年前にはロシアで自分のメルセデスが自動車爆弾の被害にあったものの一命をとりとめたとことが小さく報じられた。最終的にF1の夢破れたセルゲイ・ズロービンは、F1でのフルタイムドライバーがテストドライバーに成り下がったことがF1キャリアの終わりを意味するとの見方は「理解に苦しむ固定概念」だと Sportbox に語った。「実際、クビアトはかなり高報酬の優れた仕事を得ることができた」「確かに、彼をテレビで見かけることは少なくなるだろう。だが、彼はエリートチームの一員になるわけだし、もしフェラーリドライバーの一人に何か問題が発生すれば、彼がレースに出るチャンスを得ることもあるだろう」「パドックの半分がそのような仕事を夢見ていると言える」フェラーリの開発ドライバーとして主にシミュレーターでの作業を担当するダニール・クビアト。フェラーリの契約ドライバーには今季ザウバーでF1デビューを果たすシャルル・ルクレール、リザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツイがいるが、3名のドライバーの序列は明らかになっていない。
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