ダニール・クビアトは、F1シンガポールGP決勝でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのバトルによって自信がつき、レース後も“とても良い気分”だと語った。 マックス・フェルスタッペンとの激しいホイール・トゥ・ホイールのバトルの末に決勝レースを9位で終えたダニール・クビアトは、7月のF1イギリスGP以来となるポイントを獲得した。
マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPを前にダニール・クビアトからレッドブルのシートを奪った張本人。クビアトはフェルスタッペンを相手に断固としてポジションを守り、最終的にはターン20でフェルスタッペンに抜かれたものの、いくつかの場面で抑えることに成功していた。 トロ・ロッソに降格されてからのダニール・クビアトは苦戦が続き、ここ数戦は力を発揮できずにいた。しかし、シンガポールで見せた自身のパフォーマンスによって、自信とF1でレースすることへの情熱を取り戻したとダニール・クビアトは明かした。「戦っていたし、良い仕事ができたと思う。いい気分だよ。フェルスタッペンは速いクルマを持っていたけど、2スティントも彼を抑えることができたので、僕はかなり速いと思えたよ! ここ1カ月のレースでは僕の情熱を試されていた。でも、またレースを好きになったし、最高だと。数センチのところまで攻めたけど、ちゃんとコース上にとどまれた」 「とても楽しいレースだった。最後はペレスの後ろにひっかかってしまい、オーバーテイクするだけの直線スピードがなかったのはそうでもなかったけどね。利益を考えずにプッシュしていた。残念だったけど、全体的にはとてもハッピーだ」 2016年残りのレースの中で、マリーナ・ベイ市街地サーキットは、トロ・ロッソがポイント圏内に入れる可能性が最も高いコースだと言われてきた。ダニール・クビアトは、トロ・ロッソがリスキーな戦略を取ればもっと得るものがあったはずだと考えているが、その一方で2週間後のマレーシアに向けてポジティブな気持ちを維持できそうだと述べた。「ここでは良いレースができると分かっていたので、懸命にプッシュしたし、それがすごく楽しかった。戦略でもっと冒険ができなかったことが残念だけど、僕が不満に思っているのはそこだけだ」 「この先は直線が多くなって、僕たちにとっては不利だろう。だからこそ、挑戦して、そこから最大限の力を引き出したい。僕たちを信じているし、まだ良い仕事ができると思っている。自信を取り戻せたように感じているし、良い仕事ができるとも感じている」関連:【動画】 2016 F1シンガポールGP 決勝レース ハイライト
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