予選で大クラッシュを喫したダニール・クビアトは、レッドブル・リンクに新しい縁石を接したFIAが“間違いを犯した”と批判した。 ターン8で膨らんだダニール・クビアトのクルマは右リアサスペンションが壊れ、ピットレーンとコースを仕切るウォールをかすめてバリアに突っ込んだ。幸い、ダニール・クビアトは怪我がなくクルマを降りたが、レッドブル・リンクの新しい縁石でサスペンションを壊したドライバーは多い。
土曜日にセルジオ・ペレス、ニコ・ロズベルグを含めて3人。金曜日にはマックス・フェルスタッペンも縁石でクルマを壊している。ダニール・クビアトは、事故についてトロ・ロッソがまだ調査中だとしつつも、ターン8出口の高い黄色の縁石は取り除くべきだと感じている。 「外すべきだと思う」とダニール・クビアトはコメント。「彼らは間違いを犯した。馬鹿なことをしたと認めるべきだ。最終コーナーについて僕は『トラックリミットはある?』と質問したんだ。そうしたら、彼らは『いいや、トラックリミットはない』と応えた。だから、僕たちは土曜日にそのつもりで臨んだ。あるコーナーにはリミットがあるけど、他のコーナーにはないんだ」「金曜日のミーティングではドライバーから強い意見は出なかったけど、今日は因果関係がよりはっきりした。3台のサスペンションがとてもよく似た壊れ方をした。縁石で3チームのサスペンションが壊れたんだ。彼らはもっと良いソリューションを見つける必要がある」 「調査が必要だけど、そのために僕たちは自分たちの責任をできる限り果たすつもっりだ。ウォールに置き換えるのもありだろう。少なくとも何が起きているのかはわかるはずだ」 ドライバーはトラックリミットの中に留まるべきなのではないかと指摘されたダニール・クビアトは「僕たちはドライバーだ。2kmのランオフエリアを与えられれば、それをできる限り利用しようとするだろう」とコメント。「言った通り、僕は昨日の経験に基づいてあの縁石を使った。昨日はサスペンションは壊れていなかった。でも、今日は壊れた。あれを使わないなんて、そんなの臆病者だ」 ダニール・クビアトは、ピットレーンとを仕切るウォールをかすめても大きな怪我をせずに済んだのは幸運だったと述べた。「楽しくはないよ! ピットエントリーの壁に向かっていく時は『お願いだからやめろ! 頼むからやめてくれ!』って思っていた。軽くかすめただけだったのはラッキーだった。着地の時にはコンプレッションがあるので、できるだけ踏ん張ろうとした。その時にはとても腹が立っていたからね」関連:【動画】 ダニール・クビアトがクラッシュ / F1オーストリアGP 予選Q1
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