レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニール・クビアトのF1デビューシーズンを“センセーショナル”だと称えた。今年、GP3からF1にステップアップしたダニール・クビアトに対しては、F1への準備ができているかどうかに若干の疑問の目が向けられていた。しかし、昨年GP3のタイトルを獲得した20歳のダニール・クビアトは、開幕2戦でポイントを獲得。その後もしばしばトップ10に入っている。
クリスチャン・ホーナーは、ダニール・クビアトは、レッドブルのジュニアスキームの強さの証拠だと考えている。「彼は、ここまでルーキとしてセンセーショナルだった」とコメント。「GP3からのジャンプを考慮すれば、彼の生のペースとスピードは非常に印象的だ」「彼はほとんどプレシーズンテストができなかった。それにジャン・エリック(ベルニュ)は非常に速いドライバーであり、ベンチマークとしても良い」「それに、我々にはその下にカルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリー、アレックス・リンといった素晴らしい才能が控えており、ジュニア・ブログラムには非常にポジティブな才能がいる」レッドブルのジュニアプログラムは、その冷酷さに批判の声も挙がっている。セバスチャン・ブエミ、ハイメ・アルグエルスアリ、クリスチャン・クリエン、ヴィタントニオ・リウッツィが、過去にレッドブルのF1プログラムから解雇されている。しかし、クリスチャン・ホーナーは、セバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドの成功が、そのスキームがいかに効果的かを示していると考えている。「我々のレースドライバーは二人ともジュニアチームを生き抜いてきた。彼らは二人ともそこで実績を挙げた」とクリスチャン・ホーナーは述べた。「ジュニアプログラムは、タフなこともあると認めることができる。だが、F1は柔なビジネスではないし、最終的にそれを知ることになる」