レッドブルのF1ジュニアドライバーであるダニエル・ティクトゥムは、今週末のF2デビューに“プレッシャーは感じていない”と語る。先週末のマカオGPで2連覇を達成したダニエル・ティクトゥムは、マキシミリアン・ギュンターに代わって今週末のアブダビでF2デビューを果たす。
「正直、まったくプレッシャーは感じていない。マカオでさえ落ち着いていたし、細部に集中していた。全てが正しくできて、ちょっとした運と才能があれば、勝てるものだ」とダニエル・ティクトゥムは Autosport にコメント。「今後もすべてにそのようなアプローチをしていくつもりだ。速いクルマで走行時間を増やせるのは僕にとってポジティブなことだし、それがF1へのはしごの最後に僕たちが目指していることだ」「先週始めにマカオに到着したときに初めてF2に参戦することを知った」ダニエル・ティクトゥムは、来年、TEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦する可能性が高いと考えられているが、F2に並行して参戦することも除外していない。F2はまだ来季のカレンダーは発表されていない。今年アーデンは、シルガーストーンのレース2でマキシミリアン・ギュンターが1勝を挙げただけだが、ダニエル・ティクトゥムはチームには競争があると確信していると語る。「どんな状況デモベストを尽くすだけだ。彼らが正しいウインドウに入っていた週末もあった。彼らはクルマが良いときも何度かあったし、とにかく今週末はそのウインドウにクルマを入れることに集中している。テストは限られているけど、ベストを尽くすつもりだ」F2では正しいウインドウに入れるのが難しいピレリタイヤが成功する鍵となっているが、ダニエル・ティクトゥムは、ピレリタイヤの経験が不足している。F1とは異なり、F2ではタイヤ温度センサーがなく、ラバーの管理はドライバーの感覚で行われている。「GP3で走っているし、タイヤは似ていると思う。クルマが重いのでタイヤデグラデーションには良くないし、パワーも多いので難しいだろうね」「でも、エンジニアと話をして、コースで感触を掴めば、実際にそれをどのように管理していくかはインテリジェントが重要になる」「もちろん、圧力が間違っていれば、ドライバーによっては良い難しいだろうけど、圧力が正しければ、管理可能だと思う」現在、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを35ポイントしか獲得できていないダニエル・トィクトゥムは、この冬にトヨタ・レーシングシリーズなどに参戦して残りの5ポイントを埋めるとされている。だが、トロロッソ・ホンダの最有力候補はF2でタイトルを争っているアレクサンダー・アルボンだとされている。