HRTのテストドライバーに就任したダニ・クロスは、ペイドライバーと見られているにも関わらず、新しい役割に満足していると述べた。ダニ・クロスがHRTのテストドライバーに就任したニュース、一部のジャナリストに彼が裕福なスポンサーを抱えたドライバーだとの印象を与えた。「僕がここにいるのはそれが理由ではない」とダニ・クロスは主張。
だが、ダニ・クロスは、HRTでの役割と兼任で他のレースシリーズに参戦する「オプションを探している」ことを認めている。「オファーはあるけど、僕はHRTに満足している。どんな犠牲を払ってでもこの立場を得ようという人だっている」だが、ダニ・クロスは、もしF1に費やせるもっと多くの資金があれば、ナレイン・カーティケヤンの代わりにペドロ・デ・ラ・ロサのチームメイトを務めることができたかもしれないと認めた。「もっと貢献できれば、より多くの選択肢があるのは確かだ。でも、僕にとってはこれが今の僕の居場所だし、いるべき場所だ」またダニ・クロスは、最近多い名ばかりの“テストドライバー”とは違い、彼の役割にはグランプリでの金曜フリー走行での走行も含まれていると述べた。「そうだよ。金曜日に走る予定だ」とダニ・クロスは述べた。「ただそこにいるだけのドライバーとは違う」またダニ・クロスは、2010年にヴァージンで走行時間を約束されながら実現せずに契約を解消したアンディ・ソウセックのようにはならないと信じている。「それに関しては心配していない。チームを信じている」