コスワースは、ウィリアムズが2011年にルノーとのエンジン契約でほぼ合意に達したとの報道を否定した。ウィリアムズは、コスワースエンジンのパフォーマンス、特に走行距離を重ねた際の劣化について不満を抱いているとされている。しかし、コスワースのマーク・ギャラガーは「ウィリアムズとは3年契約を結んでおり、彼らがこの関係を終わらせたがっているとの証拠はない」とこの報道を否定。
マーク・ギャラガーは、2011年にF1参戦を目指しているチームが「1チームを除いて」すべてコスワースと交渉していると述べた。ドイツの Auto Motor und Sport は、コスワースがグリッドで最も安価なエンジンサプライターとしている。コスワースのエンジンは年間550万ユーロ(約6億2,100万円)だが、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、ルノーのエンジンは年間900万ユーロ(約10億1,600万円)だという。ニコラス・トッド率いるARTは、フェラーリエンジンを求めているという。マーク・ギュラガーは、コスワースは信頼性の高い製品を提供しており、ルーベンス・バリチェロのアドバイスによってエンジンのドライバビリティが改善したと主張している。エンジン寿命の途中で馬力が低下する件については「原因を発見し、FIAに解決策を提示して変更の許可を求めている」ことを明らかにした。