シャルル・ルクレールは、マックス・フェルスタッペンが将来的にフェラーリへ加入し、自身のチームメイトとなる可能性について「心配はない」と語った。かつてカート時代には互いを「嫌な人間」だと思っていたという2人だが、現在はその関係も大きく変化している。フェルスタッペンのレッドブル・レーシングとの契約は2028年末まで残っているものの、その将来を巡る憶測は依然として続いている。
ルクレールは4度のF1ワールドチャンピオンを高く評価しつつ、もしフェラーリでコンビを組むことになれば「素晴らしいストーリーになる」と語った。カート時代は「互いに嫌な人間だと思っていた」ルクレールとフェルスタッペンのライバル関係は、F1に到達するよりはるか以前までさかのぼる。2人はジュニアカテゴリー時代からカートで競い合い、激しいライバル関係を築いてきた。フェルスタッペンは2015年、当時17歳でトロロッソからF1デビュー。ルクレールは2018年にザウバーからF1に参戦し、翌2019年にフェラーリへ昇格した。その後もF1の舞台で何度となく勝利を争ってきた。Sky Italiaのインタビューで、ルクレールは若い頃のフェルスタッペンとの関係について振り返った。「僕たちの関係は年月とともに成熟してきた。昔の僕は、彼は嫌な人間だと確信していたし、彼も僕について同じように思っていた」「でも、今では僕たちの関係は変わった」若い頃には激しく衝突することもあった2人だが、F1でキャリアを重ねるなかで互いへの見方も変化したという。フェルスタッペン加入でも「心配はない」フェルスタッペンはレッドブル・レーシングで4度のF1ワールドチャンピオンに輝いた。一方、ルクレールはフェラーリでグランプリ9勝を挙げ、チームを再びタイトル争いへ導くことを目指している。フェルスタッペンの去就を巡っては、ここ2年にわたってさまざまな憶測が浮上してきた。メルセデスやマクラーレンが移籍先候補として取り沙汰されてきた一方、現時点ではレッドブル残留が有力視されている。ただし、フェルスタッペン本人は2027年の計画を正式には明らかにしていない。もし将来、フェルスタッペンがフェラーリへの移籍を望んだとしても、ルクレールはその挑戦を避けるつもりはない。「彼は4度のワールドチャンピオンに輝いた並外れたドライバーだ。でも幸いなことに、僕はこれまで素晴らしいチームメイトと一緒に走る機会に恵まれてきた。ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、カルロス・サインツだ」「だから、いつかそういうことが起きたとしても、僕は心配しない」ルクレールにとって、トップドライバーと同じマシンで競うことは未知の状況ではない。これまでフェラーリでは4度のF1王者ベッテル、サインツJr.、そして7度のF1王者ルイス・ハミルトンとチームメイトになってきた。「フェラーリで一緒なら素晴らしいストーリー」ルクレールは、フェルスタッペンとの長い因縁を考えれば、フェラーリで同じチームになることには特別な意味が生まれるとも考えている。「それに、素晴らしいストーリーになると思う。僕たちは2010年に一緒にスタートして、カートのあらゆるカテゴリーで一緒に戦ってきたからね」ただし、現在のフェラーリにはハミルトンがいる。ルクレールはフェルスタッペン加入の可能性を否定しなかった一方で、現時点でそれ以上の憶測を広げることには慎重な姿勢を示した。「彼がフェラーリに来る? 今はルイスとの時間を楽しもうよ」フェルスタッペン「フェラーリに行くなら勝つため」フェラーリでF1を戦うことは、多くのドライバーにとって特別な意味を持つ。しかしフェルスタッペンは過去に、ブランドへの憧れだけを理由にフェラーリへ移籍する考えはないと明言している。フェルスタッペンは、フェラーリについて次のように語っている。「フェラーリは巨大なブランドだと思う。どのドライバーもフェラーリを見て、『いつかフェラーリで走りたい』と自分を重ねるものだと思う」「でも、ただフェラーリで走ることだけを目的にするのは間違いだと思う」「もし僕がいつかフェラーリに行きたいと思うなら、単にフェラーリで走るためには行かない。勝てるチャンスがあると思うから行く」「そしてフェラーリで勝てたら、それはさらに素晴らしいことだ」「だから、ブランドに対する感情や情熱だけに導かれるべきではないと思う。そこが自分にとって正しい場所だと感じるから行くべきなんだ」フェルスタッペンとレッドブル・レーシングの現行契約は2028年末まで。現時点でフェラーリ移籍が具体化しているわけではないが、ルクレールは将来的に実現したとしても正面から受けて立つ姿勢を示した。ジュニア時代には互いを快く思っていなかった2人が、いつかフェラーリでチームメイトになることがあれば、長年のライバル関係に新たな章が加わることになる。
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