フェラーリのシャルル・ルクレールは、2026年F1第11戦ハンガリーGPの予選で3番手となり、チームメイトのルイス・ハミルトンに対して十分なペースを発揮できなかったと認めた。ルクレールはQ3で1分17秒445を記録したが、ポールポジションを獲得したマクラーレンのランド・ノリスから0.238秒、2番手のハミルトンから0.226秒遅れた。特にターン1とターン12でタイムを失い続け、最後まで解決策を見つけられなかったという。
ターン1とターン12で約0.3秒を失う2025年のハンガリーGPでポールポジションを獲得したルクレールだが、今回はノリスとハミルトンの速さに対抗できなかった。予選後、ルクレールは落胆を隠さず、2つのコーナーで抱えていた問題が結果を左右したと振り返った。「少しがっかりしている。特に、今日はずっとターン1とターン12の解決策を見つけられなかったことに失望している」「FP3の時点ですでにターン1とターン12で苦戦していた。Q3でも、その2つのコーナーだけで0.3秒ほど失っていたと思う。そこには少しがっかりしている。明日に向けて修正できるように詳しく調べるつもりだ」ハンガロリンクのターン1は長いストレートの先にある低速右コーナーで、ブレーキング時の安定性とコーナー出口のトラクションが求められる。ターン12も低速域でマシンの向きを素早く変える必要があり、両コーナーでのロスはラップタイムに大きく影響する。風向きの変化にセットアップを合わせ切れずルクレールは、土曜日に風向きが大きく変化したことも苦戦の一因だったと説明。コンディションの変化を予測し、セットアップに反映する作業が十分ではなかったと認めた。「今日は風向きがかなり変わった。マシンのセットアップで、その変化を予測する仕事を僕はうまくできなかったと思う」「朝から少し感覚がずれていたし、正直に言えば予選はかなり慌ただしかった」ルクレールはQ2の終盤、最終セクターで提示された黄旗の影響も受けた。予定していたアタックを完了できず、その後のセッションでは遅れを取り戻す展開を強いられた。「Q2では最終セクターの黄旗によって少し不運だった。その後はずっと遅れを取り戻そうとしていた」「でも、ペースは一度もルイスのレベルにはなかった。だから今日は、持っているものを最大限に引き出すことが重要だった。その点では、できることはやれたと感じている」ハミルトンはQ3でルクレールを0.226秒上回ったものの、オスカー・ピアストリの走行を妨害したとして予選後に3グリッド降格ペナルティを科された。このため、ルクレールは決勝をフロントロウからスタートする。決勝はスタートからターン1までが重要ハンガロリンクはコース幅が狭く、低速コーナーが連続するため、追い抜きが難しいサーキットとして知られている。ルクレールは、スタートからターン1までの長い加速区間が決勝の重要な局面になると考えている。「僕たちは週末を通して競争力があった。今日は他のみんなが大きく前進した一方で、僕たちは同じようなステップを踏めなかったのは確かだ」「それでも明日は長いレースになる。僕たちのレースペースは強いと信じている」一方で、金曜日からライバル勢がマシンを大きく改善していることから、決勝では僅差の戦いになると予想した。「昨日から他のチームが前進したのも事実だから、かなり接近したレースになると思う。このようなコースでは、特にスタートが非常に重要になる」予選ではハミルトンやノリスに及ばなかったルクレールだが、ハミルトンの降格によって決勝は2番グリッドからスタートする。追い抜きが難しいハンガロリンクでは、ターン1までにノリスへ仕掛けられるかが、フェラーリの勝利を左右する最初の大きなポイントとなる。