シャルル・ルクレールは、フェラーリがオーストリアGPで投入するパワーユニット(PU)アップグレードについて、チーム全体が「限界まで努力して実現させた成果」だと評価し、今週末の表彰台復帰への期待を語った。フェラーリは今大会でADUO(追加開発・アップグレード機会)を活用したPUアップグレードを投入。ルイス・ハミルトンが前戦スペインGPで優勝を飾った勢いを維持し、メルセデスとの差をさらに縮めることを狙っている。
PUアップグレードは「正しい方向への一歩」シーズン序盤は好調だったルクレールだが、ここ2戦は相次ぐトラブルに見舞われた。母国モナコGPではブレーキトラブルからクラッシュを喫し、スペインGPでもパワーステアリングの故障によりリタイア。速さを示しながらも結果を残せないレースが続いている。そうした中で投入される新型PUについて、ルクレールはチームの努力を高く評価した。「まず第一に、チームはマシンのあらゆるコンポーネントについて、本当に信じられないほど努力している」「開発だけでなく、それを実際に製造する作業もある。全員が限界までプッシュしている」「今回のアップグレードは、その成果だ。どれだけ大きな違いを生むか答えるのは難しいけれど、間違いなく正しい方向への一歩だ」一方で、現時点ではメルセデスが依然として優位に立っているとの見方も示した。「メルセデスには大きなアドバンテージがある。それだけで差を埋められるわけではない」「みんなそのことは理解しているし、最大限努力している。少しでも前進できるなら、それは非常に大きなプラスだ。バルセロナと同じように、日曜日にまた勝利という形でチームの努力が報われればいいと思う」優勝候補とは見ず「決勝では戦える」今回のPUアップグレードは、メルセデスとの差を縮める切り札として期待されているが、ルクレールはフェラーリが今大会の本命になるとは考えていない。「そうは思わない。このコースには長いストレートがいくつもある」「やはりメルセデスのパワーユニットの方が強力だと思うし、これまであったアドバンテージを多少取り戻してくるはずだ」「様子を見よう。バルセロナよりは差が縮まっていてほしいし、どうなるか見てみたい」「特に決勝では優勝争いに加われると思う。ただ、予選では少し苦戦するかもしれない」「まずはクリーンな週末を送りたい」ルクレールにとって今週末の最大の目標は、トラブルなくレースを戦い切ることだ。「まずはクリーンな週末を送りたい」「モントリオールとモナコではマシンのフィーリングがまったく良くなかった。でもバルセロナではいくつか変更を加えたことで、その感触が戻ってきた。それは良いことだ」「ただ、その2戦はいずれもメカニカルトラブルで日曜日にポイントを獲得できなかった。だから本来いるべき位置に戻りたい」さらに、チームメイトのハミルトンの活躍にも触れ、週末への期待を語った。「ルイスは素晴らしい仕事をしているし、チームも新しいパーツの投入に向けて本当に努力してきた」「だから今週末は表彰台、できればそれ以上の結果を期待している」ここ2戦連続でノーポイントに終わったルクレールだが、フェラーリはオーストリアGPでPUアップグレードを投入し、さらなる戦闘力向上を目指している。ルクレールは依然としてメルセデス優位と見ているものの、決勝では優勝争いに加われると手応えを示しており、まずはトラブルなくレースを完走し、表彰台復帰を果たせるかが注目される。【関連】・F1オーストリアGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)
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