シャルル・ルクレールは、雨が予想されるF1マイアミGP決勝を前に、2026年F1マシン特有のウエットコンディションでの危険性に警戒を示した。日曜のマイアミGPは激しい雨に見舞われる可能性があり、視界不良に加えて、各車のパワーユニット戦略の違いによる速度差が新たなリスクとして浮上している。
雨のマイアミで浮上する新たな速度差リスクF1は今週末、マイアミで再開されるが、日曜には雷雨が予想されている。日本GPからの5週間の中断期間中にはレギュレーション変更が承認され、ウエット走行も見直し対象のひとつとなった。接近速度を抑えるため、ドライコンディションでオーバーテイクや防御に使われるブーストボタンは無効化される。これにより、ドライバーは最大350kWの追加電動パワーを得られなくなる。しかし、事前にプログラムされた電動デプロイメントモードは残るため、チームがどのようにペースを引き出す設定を選ぶかによって、コース上の特定区間で大きな速度差が生じる可能性がある。ルクレール「ウエットでは本当に乗客のようなもの」シャルル・ルクレールは、この状況が重大な問題につながる可能性を指摘した。「特にドライバーたちが異なるパワーユニット戦略で走っている場合、難しい状況に陥る可能性がある」「視界は非常に悪い。だから、このルールの難しい側面であり、そこから抜け出す方法を理解する必要がある。ウエットでは、本当に乗客のようなものだ。雨の中では、勇敢かどうかの問題ではない。ただ全開で走り、前にいるクルマが自分より遅くないことを願うだけだ。そして、前のクルマも自分と同じスピードだと想定する」「以前はそう想定するのが簡単だった。だが今はもうそうではない。だから僕たちは全開で行って、どうなるかを見ることになる。あまり良い感覚ではない。これはまだ取り組む必要があることだ」ドライより雨の方がストレート終端で速くなる可能性問題はそれだけではない。ターン17へ向かう長いストレートのような区間では、エネルギー回生の必要性が下がり、全開に到達するまでの時間が長くなることでスーパークリッピングも減るため、ドライバーがドライ時より高い速度でストレート終端に到達する可能性がある。プレシーズンのシェイクダウンで2026年F1マシンをウエットで経験したルクレールは、次のように説明した。「電動パワーがかなり大きい。そして、このクルマのウエットで奇妙なのは、ウエットコンディションのストレート終端で、ドライコンディションよりもかなり速くなる可能性があることだ。エンジンカットがなく、バッテリーにもかなり余裕がある。エネルギーをそれほど使っていないからだ」「だからストレートでのカットがかなり少なくなり、ストレートの終わりにより速く到達する可能性がある。少し奇妙で、直感に反する。ただ、コーナーではクルマがかなり軽いので、実際にはかなり良い感触だった」2026年F1マシンは、電動パワーの比率が高まったことで、ドライとウエットの速度特性が従来とは異なるものになっている。マイアミGPが本格的な雨の中で行われれば、新レギュレーション下での安全性とレース運用が初めて厳しく試されることになる。
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