シャルル・ルクレールは、F1シンガポールGP“スウェア・ゲート”論争の後、FIAには「他の優先事項」に集中すべきだと伝えた。FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、F1ドライバーの汚い言葉遣いを減らしたいと考えている。FOMが放送するドライバーたちの会話から放送禁止用語を減らしたいのだ。木曜日のFIA公式記者会見で「Fワード」を口にしたF1チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、スチュワードから社会奉仕活動を命じられた。
その数時間前、フェルスタッペンは自身の立場を明確にした。予選後のFIAの会見で質問に答えることを拒否し、代わりにパドックで即席の話し合いを行った。レース後、別のブリーフィングで、彼はこの騒動がF1からの引退を早める可能性があることをほのめかした。ルイス・ハミルトンはペナルティを「冗談だ」と評し、フェルスタッペンにボイコットするよう促したが、7度のチャンピオンはビン・スライエムの汚い言葉遣いを減らすよう求める呼びかけには同意した。しかしハミルトンは、ドライバーをラッパーに例えたビン・スライエムの表現に「人種的な要素」が見られると指摘した。 将来のフェラーリチームのチームメイトであるルクレールも、この呼びかけには理論的には賛成だが、FIAが注目すべきは他の問題だと感じている。「現時点では、FIAが注目すべき優先事項は他にもあると思う」と、ルクレールはRacingNews365を含むメディアに語った。「結局のところ、僕たちは大人であり、実際のレース中にドライバーの話を聞くことができる唯一のスポーツの1つだ」「FIAに恩返しをするなら、僕たちの悪い言葉をいくつか取り除いて、それほど放送しないようにお願いするだろう。それは簡単にできることだ」「公道のコース上で壁の間を時速300キロで走っているときに、僕たちが自分の言葉に気を付けるのはかなり難しい」「結局のところ、僕たちは人間なのだから、今はそれほど優先事項だとは思わない」※swear(スウェア)…罵る、悪態をつく
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