シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)は、2023年F1第22戦ラスベガスGPの決勝でファイナルラップの劇的オーバーテイクで2位表彰台をもぎ取った。ポールポジションからスタートしたルクレールは、1コーナーでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にリードを奪われたが、16周目にコース上でオーバーテイク。しばらくトップでレースを展開する。
しかし、マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(メルセデス)の接触によるデブリ除去のためにセーフティカーが導入されるとルクレールはステイアウトを選択。結果的にタイヤ交換したセルジオ・ペレス(レッドブル)に32周目でターン14でトップの座を奪われる。その後、同じターン14でトップの座を奪い返したが、残り10周でフェルスタッペンに抜かれて2番手に後退。さらにターン14でロックアップしてペレスにもかわされて3番手に順位を落とす。しかし、最終ラップが刻々と近づくにつれ、ルクレールはペレスのDRS圏内に留まり、反撃を脅かし、最終的にファイナルラップでターン14のブレーキングゾーンでさらにオーバーテイクに成功し、ペレスを0.171秒差で抑えて2位表彰台を獲得した。