シャルル・ルクレールは、フェラーリとともに2023年シーズンを良い方向へ導くために「やる気満々」だと主張し、オーストラリアとアゼルバイジャンのレース間隔がチームの開発促進に役立つと期待している。第3戦と第4戦の間隔が4週間あるため、チームはこれまでの努力を振り返り、通常の夏季閉鎖の規制を受けずにマシンのアップグレードパッケージに取り組む機会を得ることができる。
フェラーリの新シーズンは、コンストラクターズランキングで4位、トップのレッドブルとは100ポイント差という厳しいスタートとなったが、ルクレールはこの休暇が良いタイミングだったと考えている。「チームとして今置かれている状況では、今シーズンの競争力を高めるためにできるだけ早くアップグレードを入れることができるようにこの休暇中にできる限りの仕事をする機会だと考えている」とルクレールは言う。「まだ、とても長いシーズンだ。僕たちはトップに返り咲くためのモチベーションを十分に持っているし、アゼルバイジャンまでのこの数週間を可能な限りベストな形で使おうとしている」と語った。ルクレールにとって、2023年の最初の3レースは、2勝と2位を獲得して34ポイントのチャンピオンシップリードを築いた2022年とは対照的だ。バーレーンではテクニカルトラブルに見舞われ、オーストラリアではアストンマーティンと衝突して再びリタイア。サウジアラビアで7位でフィニッシュしたおかげで、わずか6ポイントでドライバーズ・ランキング10位につけている。「昨年のストーリーは知っているし、今は、自分たちが何をすればもっと良くなるのか、彼ら(レッドブル)のレベルに戻ることができるのかに集中することが重要だ。そして今、僕たちはそれを実現する必要があるんだ」とモネガスクは続けた。フェラーリが集中的に取り組むべき領域について尋ねられたルクレールは、「正直なところ、すべてのコンディションでより強固なマシンを作ることだ」と付け加えた。「グリップがピークにあるときはいつでも、予選に関してはかなり良いように見えるけど、レースで少しグリップを失うたびに、難しくなって、パフォーマンスがかなり落ちてしま。僕たちはそこに取り組む必要がある」