シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)は、2022年F1オーストリアグランプリで優勝。4月の第3戦オーストリア以来となる今季3勝目を挙げた。スクーデリア・フェラーリは、数か月ぶりにマックス・フェルスタッペン/レッドブルよりもリアルな速さをみせた。2番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレールは、3回にわたってフェルスタッペンをコース上でオーバーテイクした。
だが、レース終盤にチームメイトのカルロス・サインツJr.がエンジンブローでマシンが炎上する派手なリタイアを喫した直後、シャルル・ルクレールのF1-75はスロットルが完全に戻らないというトラブルが発生。リタイアの恐怖と戦うことになった。「最後は信じられないほど困難だった」とレース後のパルクフェルメでのメディアインタビューでシャルル・ルクレールは認めた。「スロットルに問題を抱えていた。低速で20~30パーセントのスロットルでスタックしていた」「奇妙なことに、それはサインツとして多かれ少なかれ同時に起こったし、もちろん、それを心に留めていた「でも、実際に違和感のあるペダルだったので、エンジンに問題がないことはわかっていた。最初にピックアップし、最後にゼロに戻ることはなかったけど、幸いなことにレースの終わりまで続けることができた」チェッカーフラッグ後のチームラジオで、シャルル・ルクレールは『怖かった、本当に怖かった!』と語った。しかし、マックス・フェルスタッペンはフィニッシュまでに十分に近づくことはできなかった。「非常にトリッキーだったけど、僕たちは最後までそれで突き通すことができた。とてもハッピーだ」「本当にこの勝利が必要としていた。最後の5レースは僕自身にとってもチームにとっても明らかに困難だった」「最終的に、車にペースがあること、そして、僕たちが勝てることを示せたのは素晴らしいことだ」「本当に良いレースだったし、序盤からペースはあった。そして、僕たちはマックスといくつかの良い戦いをした」今回の勝利でシャルル・ルクレールは、チャンピンシップ首位のマックス・フェルスタッペンとの差を5ポイント縮めたが、まだ大きく下回っている。それでも、リタイアしたセルジオ・ペレスを抜いて2位に浮上し、フェルスタッペンまで38ポイント差まで迫った。シャルル・ルクレールは、今日のレースはタイトル争いがまだ終わっていないことを示していると語った。「僕たちは最後までプッシュする必要がある!」
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