カルン・チャンドッックは、ヒスパニア・レーシングの将来について「心配していない」と主張している。F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、ヒスパニア・レーシングが財政的に困難な状況になることを示唆しており、最近の報道では来月のカナダGPまでにスペアパーツが尽きてしまうとも言われている。実際、チーム代表のコリン・コレスは、バーニー・エクレストンが、風洞や独自マシンを設計するための施設の使用を含めたヒスパニア・レーシングの2011年の技術計画に協力していると認めている。
チームのネガティブな噂についてコメントを求められたカルン・チャンドックは「それはバーニー、コリン(コレス)、そして(ホセ・ラモン)カラバンテの問題サ」と語った。「僕には関係ないことだ。何が真実かはわかっているし、心配していないよ」カルン・チャンドックは、チームメイトのブルーノ・セナとは友人であるが、2010年のヒスパニア・レーシングの最速ドライバーは自分だと主張し、来年のシートを確保するためにマシンのアップグレードを熱望している。「全般的に僕はブルーノよりも速かった」と語るチャンドックは、F110には新しい空力パッケージが“本当に必要だ”と付け加えた。「でも、今現在、僕の目標は全力でプッシュし続けて、2011年のために良いポジションを確保することだ。残りは僕に手には及ばないことだよ」