カルン・チャンドックは、FIA世界耐久選手権(WEC)にJRMレーシングから参戦することが決定した。2011年にチーム・ロータスのリザーブドライバーを務めたカルン・チャンドックは、レース感覚を鈍らせないために他のシリーズへの参戦を希望しており、すでにi1スーパーシリーズへの参戦が決まっている。FIA世界耐久選手権は、ル・マン24時間やセブリング12時間などの耐久レースからなるシリーズ。
「今年、新しくスタートする世界耐久選手権のためにJRMレーシングに加入できてとても興奮している」とカルン・チャンドックはコメント。「もちろん、再びレースができることをとても嬉しく思っている。2011年末にF1でレースをするオプションを探していたけど、可能性はなさそうだったので、外に目を向けることに決めた。WECは最高の選択肢だ。マシンは時速360km以上のスピードが出るし、カレンダーも素晴らしく、チームやドライバーのクオリティも非常に高い」カルン・チャンドックは、ル・マンとセブリングに参戦する初のインド人ドライバーとなる。「すべてのレースが楽しみだけど、インド人として初めてセブリング12時間とル・マン24時間に参戦できることはとても光栄だ。僕はこれまでのキャリアでマカオ、シルバーストン、スパ、モナコという伝統ある場所で表彰台に上がってきた。いつかそのリストにセブリングとル・マンも加えることができたら最高だね!」 今のところF1カレンダーと重なっているのはセブリングと開幕戦オーストラリアGPだけとなる。カルン・チャンドックは、F1での役割と兼務できることを望んでいると Reuters に述べた。「もちろんF1の中にいたいし、いくつかのチームと交渉している。両方の役割を上手にやりくりできると思う。WECのカレンダーがF1と1レースしか重なっていないことも好都合だ」
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