ロータスは、2010年のF1にマレーシアのライセンスで参戦することを発表した。コーリン・チャップマンが設立した有名なチーム名を引継ぎ、同じイギリス・ノーフォークに本拠地を置く新生ロータスだが、実際にはチームとロータス・カーズ・グループは別物。新生ロータスは、マレーシア人のトニー・フェルナンデスが代表を務め、マレーシアの自動車メーカーであるプロトンからロータスの名称ライセンス契約を結び運営している。
ロータスの2010年F1マシンは、チーム・ロータスの伝統的な方法に従って「T127」と命名され、ブリティッシュ・レーシング・グリーンに塗られた。ロンドンで開催されたT127の発表会には、コーリン・チャップマンの未亡人ヘイゼルと息子のクライヴが参加し、歴史的なロータスF1マシンも展示された。だが、ロータス・レーシング広報であるトム・ウェッブは「我々はマレーシアのライセンスで参戦する」とコメント。したがって、ロータス・レーシングが2010年レースで優勝した場合、表彰台では“God Save The Queen(女王陛下万歳)”ではなく、マレーシアの国歌“Negaraku"(我が国)”が流れることになる。
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