ケータハムは、F1マレーシアGP初日のフリー走行で、マーカス・エリクソンが20番手タイム、小林可夢偉はマシントラブルで午後に走行することができなかった。マーカス・エリクソン (20番手)「FP1で24周を走れたってことは、オーストラリアよりもはるかに良い状態で金曜日をスタートできたってことだ! 僕にとっては1回目のセッションは良かった。可夢偉のクルマに起きた問題を考えれば、普通のFP1プログラムに取り組めたことは特に重要だったと思う」
「セッション開始時の路面は問題なかった。時間とともにグリップレベルが上がっていったので、クルマのバランスは良くなったけど、ずっとトラクションに問題を抱えていた。でも、セッションを通してパワーユニットのドライバビリティを改善することができた。全体的にバランスではアンダーステアが一番の問題だったし、最後の2回の走行はひとつのタイヤセットにフラットスポットを作ってしまっい、アンダーステアがひどくなった。でも、基本的には良い感じのセッションだったと思う。FP2も多くのラップを走れることができたけど、午後はどのラップを走っているときもいろんなところでエンジンが急に止まってしまう問題が起きていた。なので、セッションを通して、それほど良いラップタイムを刻めなかったし、このことについては今夜ルノーと一緒に調べていく必要がある。中速コーナーと高速コーナーではアンダーステアも起きていたので、今日のデータが全て揃ったらその部分について調べなければならない。全体としては、初めて金曜日をフルに生かすことができたので、良かったと思う。特にここマレーシアは僕たちのホームレースだしね。可夢偉のクルマについてはチームが問題解決に向けて必死に取り組んでいるけれど、少なくともオーストラリアに比べれば、今日は僕の方で55周を走り込めているし、それが明日のFP3と予選に役立つのは間違いないと思うので、良いステップになったと思う」小林可夢偉「フリー走行1回目のスタートは問題なかったです。インスタレーションラップの後、ベースセッティングで3周を走ったところで、パワーが途切れる症状が出始めたのでガレージに戻って問題を調べることにしました。すぐにエネルギーの充電に問題が見つかり、バッテリーを交換しなければらなず、その時点でフリー走行1回目はもう走れないことがわかりました。さらに悪いことに、クルマのフロアを外したときにオイル漏れも見つかり、これらのトラブルを直すためには時間がかかる作業が必要なため、フリー走行2回目も走れないことが分かりました。これはよくないです。前回に続いて金曜日の走行が出来なかったことは、まったく満足できません。ただ、僕自身チームもルノーも残りの週末をきちんと走れるために、全員でこの問題の解決にあたってくれていることはよく分かっています。チームメイトのマーカスがフリー走行1回目では一番多い周回を重ねていたので、このクルマの信頼性がまったくないわけではないです。とにかく明日以降は2台がきちんと走れるようにしないと、非常に厳しい週末が待っています」 関連:・F1マレーシアGP フリー走行2回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム・F1マレーシアGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム