ケータハムは、2013年シーズンのコンストラクターズ選手権を賞金圏外となる11位で終えたが、約35億7900万円の分配金を手にしているという。これまでコンストラクターズ選手権で10位を維持してきたケータハムだが、2013年はマルシャがF1マレーシアGPでの13位フィニッシュしたことで、賞金がもらえるコンストラクターズ選手権10位の座を獲得した。
だが、ケータハムにまったく賞金が入らなかったわけではないようだ。むしろ、マルシャよりも多くの分配金を手にしているという。ケータハムのコミュニケーション責任者トム・ウェブは「外側の人々が思っているほど悲惨ではない。これまで3シーズンで我々はチャンピオンシップ10位だったので、“コラム1”チームとして知られる実績チームになった。そのため、我々が11位になっても賞金収入はわずかに減るだけで、世間が思っているように『オール・オア・ナッシング』ではなかった」と述べた。現在、F1の賞金分配には“コラム1”“コラム2”という2つのカテゴリーがある。2010年に新規3チームが参入した際には、トップ10未満のチームにも支払われる“コラム3”というカテゴリーが設けられていたが、HRTの撤退により、このカテゴリーは撤廃されたとされている。過去3年間で少なくとも2年間トップ10でフィニッシュしたチームが属する“コラム1”チームには、賞金基金の半分を均等に割り当てられる。基金の残りの50%は、前年度のコンストラクターズ順位に基づき、“コラム2”の支払いに使われる。比率としては、1位が19%、以下比率は下がっていき、10位は4%を受け取るという。2013年、マルシアはコンストラクターズ選手権で10位になったため、コラム2の資格を得た。だが、ケータハムは、2011年と2012年に10位になっており、コラム1のステータスを維持している。2013年の賞金基金を7億ドル(約715億8100万円)と仮定した場合、結果的にケータハムは、マルシャが獲得した1400万ドル(約13億3100万円)の倍額以上となる3500万ドル(約35億8000万円)を手にしていることになる。チーム順位賞金コラム1コラム2合計レッドブル135億7900万円68億円103億7900万円メルセデス235億7900万円57億2600万円93億500万円フェラーリ335億7900万円46億5200万円82億3100万円ロータス435億7900万円39億3700万円75億1600万円マクラーレン535億7900万円35億7900万円71億5800万円フォース・インディア635億7900万円32億2100万円68億円ザウバー735億7900万円25億円60億7900万円トロ・ロッソ835億7900万円21億4700万円57億2600万円ウィリアムズ935億7900万円17億9000万円53億6800万円マルシャ100円13億3100万円13億3100万円ケータハム1135億7900万円0円35億7900万円
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