ケータハムは、F1カナダGP初日のフリー走行で、シャルル・ピックが20番手タイム、ギド・ヴァン・デル・ガルデが22番手タイムだった。午前中にはアレキサンダー・ロッシが走行を担当した。シャルル・ピック (20番手)「FP2の内容にはそれなりに満足している。最初の走行でクルマがかなりアンダーステアだったので、次の走行にむけて空力とメカニカル面をいくつか変更していき、4回目のスーパーソフトでの走行までには良いバランスを見つけて、プッシュしていくことができた」
「フロントがちょっと逃げていたかもしれないし、最後の走行までにはクルマはうまくターンインしていたけど、中速コーナーではちょっとスタビリティを失っていたので、今夜はそこを調べて、明日改善出来る場所を見ていかなければならない。ロングランでは、どっちのコンパウンドでもデグラデーションレベルとペースは問題なさそうだったけど、日曜日は金曜や土曜日よりも熱くなりそうだので、もっと僕たちに合っていると思う。日曜日までに良いステップを見つけられなかったとしても、バーレーン以降で示しているレースペースを維持できると思う」ギド・ヴァン・デル・ガルデ (22番手)「FP1はモナコに戻ったようだった! ウェットでスタートして、そのあとインター、そしてスリックと、変化し続けるコンディションでかなり良い走りができたと思う。両方のセッションでアンダーステアに支配されていたけど、FP2の最後はロングランでかなり良いセットアップを見つけることができた。パフォーマンスランではクリーンな走りができなかったけど、重い燃料ではどっちのコンパウンドでもクルマを走らせるのが本当に楽しかった。まだわずかにパワーアンダーステアがあるけど、タイヤにはあまりダメージを与えていなかったし、日曜日にむけて良い方向性を見つけられたと思う。今日は初めて新しい信号ピットストップシステムも試した。チーム全体が進歩し続けている良い兆候だ。ここ数レースでは、クルマと自分自身のパフォーマンスにどれくらい自信を感じているかを示すことができたと思う。それにルーキーとして、チームがレースでさらにうまく機能するのを助ける信号システムのようなことに投資しているのを見るのは、信頼レベルをさらに高めてくれる。初めての使用でシステムがかなりうまく機能したし、レース日により良いパフォーマンスをする助けになるものについてスタッフと話せる。今は、その全てが働くための良い場所にしてくれている!」アレキサンダー・ロッシ「F1のアクションに戻れたのは本当に嬉しかったし、フォーミュラBMWでレースをして勝ったことのあるカナダのトラックでそれをやれたのは良い気分だった。先週は天気予報をずっと見ていたし、ウェットになるのはわかっていたけど、それでもウェット、インター、スリックで走れたのは良い経験だったし、以前にF1で走ったことのないフルレンジのタイヤを試すチャンスを得ることができた。インストレーションラップの後もすぐに戻りたかった。トラックはウェットでスタートしたけど、僕にとってはGP2のグリップレベルからF1に前進したわけだし、僕が慣れてきたものよりもずっとグリップがあった。それを望んでいたけど、今日重要だったのは、計画通りに作業することだったし、僕たちはまさにそれを成し遂げることができた。これから次の今年“初”となるル・マンのためにヨーロッパに戻る。F1に全てを集中する計画だけど、僕の履歴書に耐久レースを加えられることに興奮しているし、すでに一緒に仕事をして知っているケータハムのメンバーがたくさんいる経験豊富なチームなので、良いパフォーマンスを発揮できると思う。さらなる学習曲線だったし、今日のようにウェット/ドライのコンディションにどのように適応すればいいかわかったので、ル・マンの経験にとても役に立つと思う」関連:・F1カナダGP フリー走行2回目:フェルナンド・アロンソがトップタイム・F1カナダGP フリー走行1回目:ポール・ディ・レスタがトップタイム
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