カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は2026年F1シーズン序盤の苦戦について、開幕前からその兆候を感じ取っていたと明かした。昨年は2度の表彰台と64ポイントを獲得し、ドライバーズランキング9位と安定した結果を残したサインツJr.にとって、ウィリアムズ移籍は成功と評価されていた。しかし今季、チームはグリッド後方に沈む厳しい状況に直面している。
オーストラリアGPでその遅れが明確に露呈したが、サインツJr.によれば、問題は開幕以前からすでに見えていたという。では、ウィリアムズに何が起きていたのか。サインツJr.はその背景を具体的に語っている。サインツJr.「12月と1月で感じていた」サインツJr.は、チームの現状について開幕前から違和感を抱いていたと明かした。「予選でも決勝でも状況は同じで、他チームとの差は変わらない」「この遅れは僕にとってもチームにとっても、アレックス・アルボンにとっても、エンジニアにとってもショックだった。難しい状況であることは隠しようがない」「でも僕はすでに12月と1月の時点でそれを感じ取っていた。遅れの話や最初のテストに間に合わないという情報、重量超過の初期データを聞いた時点で、この後退は予想していた」開発の遅れや重量問題といった初期段階の情報が、すでに警戒すべき兆候として現れていた。初期段階で見えていた問題実際、ウィリアムズは1月の段階でバルセロナでのシェイクダウンを欠席。開発スケジュールの遅れが表面化していた。チーム代表ジェームス・ボウルズは当時、バーレーンテストで十分なデータを収集できるとして状況を楽観視し、重量超過の指摘についても否定的な姿勢を示していた。しかし結果的に、開幕戦ではその遅れがそのままパフォーマンス差として現れることになった。巻き返しの可能性と現実もっとも、ウィリアムズには巻き返しの材料も残されている。メルセデスのパワーユニットを搭載している点は、2026年F1レギュレーションにおいて大きな強みとなる。また、重量超過の解消が進めばラップタイムの改善も見込まれる。ただし他チームも同様に軽量化を進めていく中で、シャシー性能やエネルギー運用の最適化といった課題は依然として残る。「良いスタートではなかった。ただウィリアムズがどこかで後退を経験することは分かっていた。成功への道は一直線ではないからだ」サインツJr.はそう語り、現在の状況を冷静に受け止めている。開幕前から見えていた問題が現実となった今、ウィリアムズは巻き返しに向けた正念場を迎えている。
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