ウィリアムズは今週末、今季最大級のアップグレードパッケージを投入してベルギーGPに臨んでいる。その中でカルロス・サインツJr.はスプリント予選で6番手に食い込み、好調な滑り出しを見せた。一方、FP1では燃料システムの問題によってセッションの半分を失う苦境もあったが、サインツJr.はそれを乗り越えて強力なラップをまとめた。
「今日はP6で満足している。FP1の半分を失った後だったから、SQでしっかり走れたのは良かった」とサインツJr.はコメント。「チームとしても僕自身としても大きな巻き返しだったし、クルマにはいくつかアップデートが入っているから、セットアップの微調整に向けてまだ理解を深めていく必要がある」「でも全体的に、プラン通りにすべてが噛み合えば、僕らの速さをもっと見せることができる。明日もこの流れを続けていきたいね」一方、アレクサンダー・アルボンはSQ1で敗退。セッション後半のイエローフラッグに阻まれ、ラップタイムを更新できず16番手に終わった。「FP1でのトラブルは解決したと思っていたんだけど、スプリント予選ではストレートでかなりのラップタイムを失っていた」とアルボンはコメント。「解決のために別のアプローチを試す必要があると思う。マシン全体としてはこのサーキットに合っている感触はあるから、週末を通してはまだ楽観的でいられるよ」スプリントではサインツJr.がポイント圏内を目指し、アルボンは後方からの挽回を狙う。ウィリアムズは現在コンストラクターズランキング5位を維持しており、そのポジションを固めるためにも両ドライバーの奮闘が鍵を握る。