カルロス・サインツJr.は、F1サウジアラビアGPの金曜日のフリー走行で5番手タイムを記録し、ウィリアムズでの進歩が「小さなステップ」を重ねていると述べた。冬にフェラーリからウィリアムズに移籍したカルロス・サインツJr.、オーストラリアでクラッシュし、開幕4戦では1ポイントしか獲得できないなど、シーズンスタートは低迷していた。
しかし、バーレーンでペースの向上を見せた後、金曜日のフリー走行2回目にジェッダ・コーニッシュ・サーキットでトップ5入りし、トップのランド・ノリスに0.675秒差でこの日を終えた。「マシンにドライビングスタイルを少し適応させ、セットアップを少しずつ調整し、より良いウィンドウに持っていくための小さなステップだ」とサインツは語った。「それは、僕のドライビングと、今年私たちが抱えている制限によるもので、小さなステップを積み重ねていこうとしている」FP2では、サインツはトップグループで混戦を展開した。「うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともある。ソフトタイヤで良いラップを刻むことができ、今日のタイムシートではかなり上位にランクインした。明日もこの調子でいけるかどうか見てみよう。期待している」「セットアップとドライビングでさまざまなことを試しているし、確実に進歩が見られている。時には、何かを試して後退することもあるが、そのおかげで前進できる。なぜなら、自分が行くべきではいない方向がわかるからだ」「自分のドライビングについても同じことが言える。ドライビングスタイルやマシンの切り替えで小さなことを試してみると、時には後退することもあるが、時には前進するのに役立つこともある。これは適応のプロセスであり、これらのことを理解するために自分に与えている時間だ。時間がかかるだろうとは警告されていたし、確かに時間がかかっているが、理解できた時には、そのレベルに到達しているだろう」週末唯一の代表的なセッションで好調なペースを見せたことから、土曜日の予選セッションの「最低目標」はQ3であるかを尋ねられたサインツは、「常にQ3とポイントを目指している。それが、毎週末の僕とチームの目標だ」と付け加えた。「これまでのところ、適応に苦労し、物事が思うように進まなかったため、難しい状況だが、今週末は良いステップとなることを願っている」