カルロス・サインツJr.が2025年にメルセデスF1に移籍することに合意したと伝えたイギリス人ジャーナリストのウィル・バクストンは、その後、自身の発言を訂正した。2024年F1シーズンはまだ4戦が終了しただけだが、シーズン前にルイス・ハイルトンが今シーズン限りでメルセデスを退団し、2025年にフェラーリと契約したことで、“シリーシーズン”は例年よりも早くに火がついている。そして、最も注目を集めているのが、来季のシートが決まっていないカルロス・サインツJr.だ。
盲腸の手術でサウジアラビアGPを欠場したサインツは、復帰戦となったオーストラリアGPで優勝。日本GPでも3位表彰台を獲得し、2024年これまでに出場したすべてのレースで表彰台に立つ活躍を見せている。鈴鹿サーキットでウィル・バクストンは「トト(ヴォルフ)は今週末初めに、主要ドライバーの移籍は今後2週間以内に締結されると信じていると述べた。それはカルロス(サインツ)だと思う」と語った。しかし、この発言が『カルロス・サインツJr.がメルセデスF1との契約に合意し、今後2週間以内に発表される』と伝えられたため、バクストンは自身の発言を訂正した。バクストンはソーシャルメディアへの投稿で、「混乱を解消するために、トトは今週初めに『本当に優れた選手の何人かが他のチームと契約しようとしている』と述べた」と書いた。「レース後のショーで、私はそれがカルロス・サインツである可能性が高いと信じていると言った。私はトトがカルロスとメルセデスと契約しようとしていたとは言っていない」そして、バクストンは、サインツがメルセデスのチーム代表トト・ヴォルフがハミルトンの後任として理想的に望んでいるドライバーであるとは信じていない。代わりに、彼はアンドレア・キミ・アントネッリがヴォルフの優先ターゲットであると「絶対に確信している」と語った。メルセデスジュニアのアントネッリは、今年F3をスキップしてF2に参戦し、困難な導入から学んだ教訓を生かして、このカテゴリーに足を踏み入れ始めており、前回のオーストラリア大会では4位という過去最高の成績を収めた。「ご存知の方もいると思いますが、私はトトがアントネッリをメルセデスチームに迎え入れたいと考えていると確信している」とバクストンは続けた。「トトはトップドライバーが他のチームに移籍することについて言及していたが、現状ではカルロスが短期的にそうするのに最適な立場にあると思う」サインツにはメルセデスだけでなく、レッドブル、アストンマーティン、ウィリアムズ、2026年からアウディに変わるザウバーへの移籍も噂されている。
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