フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1オーストラリアGPでの復帰に向け、金曜日に行われる2回のプラクティスセッション後に自身の健康状態を評価すると語った。サインツは、前戦サウジアラビアの予選日の朝に虫垂炎と診断され、戦線離脱を余儀なくされた。フェラーリのリザーブドライバーであるオリー・ベアマン(18歳)がサインツの代役を務め、レースを7位で終えた。
サインツは通常のトレーニングやシミュレーターセッションを欠席し、回復に全力を注いでオーストラリアに向かったが、フェラーリはF2参戦のために現地入りしていたベアマンを再びスタンバイさせている。「明日、マシンに乗り込んでうまくやれる自信はある」とサインツはメルボルンで語った。「もちろん、このレースに備えるために、帰国してから強力なリカバリープランを立てた。明日はマシンに飛び乗って、自分のフィーリングを確かめたい。でも、気持ちは前向きだ」「100%の状態で臨めるか?そうではない。嘘ではない。100%の状態というのは、10日間トレーニングしたり、シミュレーターを使ったりすることを意味する。この10日間はそんなことはしていない。とにかく回復することに集中していた」「でも、レースには出られるだろうか? 今のギーリングはイエスだけど、明日どう感じるか見てみるよ」サインツは、週末の全行動に出場できるかどうかを判断するのに、外部からの影響は必要ないという。「まず第一に、僕の動きやジムでやっているエクササイズを見るだけで、明日クルマに飛び乗ってトライするのに適していることがわかる」とサインツは語った。「でも、僕はバカじゃないし、もし明日、フィーリングが良くなければ、次のレースまであと2週間必要だと真っ先に手を挙げるだろう。これはFIAとともにのくたちが立てたプランでもある」「明日、FIAともう一度チェックをする。彼らは私の進捗状況をモニターしている。痛みを感じたり、苦しんだりして、これ以上悪化させたくないというのが本音だ。僕はバカじゃないし、自分のフィーリングやすべてをはっきりと伝えるつもりだ」