フェラーリF1のカルロス・サインツJr.は、F1サウジアラビアGP初日のプラクティス中、体調不良のためF1マシンの限界に挑戦できなかったことを認めた。サインツは体調を崩してホテルに戻り、水曜日のメディア対応を欠席したが、病気の壁を乗り越えてステアリングを握った。
プラクティス2回目ではフェルナンド・アロンソの基準タイムから0.628秒差の7番手、チームメイトのシャルル・ルクレールとはコンマ3秒差だった。フェラーリSF-24のコックピット内で「困難な1日」を過ごしたサインツは、ジェッダの高速サーキットで総合的なポテンシャルを下回る走りをしたと認めた。「この24時間は僕にとってタフで難しいものだった」とサインツは語った。「まだ少し理想的な状態ではなかったので、今日はコース上での自分を取り戻し、限界に挑戦しすぎることなく、可能な限りクルマから学ぼうとしていた」「なんとか問題なくプログラムを終えることができた。明日は100%ではないにせよ、調子が良くなっていることを期待している」「でもフィーリングが良くなれば、もっと限界に近づいていい土曜日にできるはずだ」木曜日に行われた日中のオープニング・プラクティスではトップから0.505秒差の6番手だったサインツは、ジェッダの高速性が「体力的に厳しい」状況を作り出していると指摘した。「マシンはもちろん、ドライバーにとってもより過酷な状況だ」とサインツは語った。「だから、さっきも言ったようにトリッキーな1日だったけれど、何とかやり遂げることができた」「今は少し休んで、明日また強くなって戻ってくるよ」明日は、予選に先立ってドライバーがクルマとサーキットの両方に慣れるための最後の練習セッションが行われる。しかし、サインツの場合、改善はむしろ彼の健康状態にある。体調不良が悪影響を及ぼし、レースシミュレーションもうまくいかず、開幕戦バーレーンGPの表彰台を再現するには課題が残った。「今日はラップタイムを読むのが非常に難しい」とサインツは語った。「でも、明日は予選だから、すべてを準備して予選に臨むよ」「日曜日(土曜日)は......ちょっと新しい一日になる。今日はロングランが理想的なものではなかったからね」7番手:カルロス・サインツJr.「僕にとってはとても難しい一日だった。この24時間、体調不良で寝込んでいて、まだ完全に回復していないんだ。まだとても衰弱している。とにかくトラックには到着できたし、マシンやチームとの時間を最大限に活用することができた。このトラックはグリップが高く、高速コーナーが多いのでクルマにもドライバーにも厳しい。今日は限界までプッシュすることはできなかったけれど、少なくともプログラムは完了したし、明日は完全に回復して予選と決勝に集中できることを願っている」