スクーデリア・フェラーリのF1ドライバーであるカルロス・サインツJr.は、2025年シーズンからセルジオ・ペレスの後任としてレッドブル・レーシングに移籍する「有力候補」とみなされている。Forula1.comのローレンス・バレット記者は、サインツがフェラーリで契約更新を得られなかった場合、レッドブルに復帰する可能性を示唆している。
サインツはレッドブルのジュニアプログラム出身で、2015年にトロロッソでマックス・フェルスタッペンと共にF1デビューを飾った。フェルスタッペンがシニアチームへの昇格を決めたのを見たサインツはレッドブルとの関係を完全に断ち、ルノー、マクラーレンと渡り歩いた後、フェラーリに移籍した。29歳のサインツは2025年のドライバー市場で重要な役割を担うことになりそうだが、チームメイトのシャルル・ルクレールとの契約を結んだばかりのフェラーリとの契約を更新することを決意している。バレットによると、サインツは「2年契約を結びたがっている」と見られており、フェラーリは 「そのシートに関する選択肢を評価し、ルクレールのパートナーを見つけるために複数の道を模索している」と付け加えた。アウディのF1プロジェクトとの噂が絶えないサインツだが、フェラーリが契約更新を見送った場合の選択肢は十分にありそうだ。興味深いことに、バレットは2024年末で契約が切れるペレスが結果を出せずシートを失った場合、サインツはレッドブルの「有力候補」になると示唆している。「セルジオ・ペレスとの契約が切れる2025年に向けて、レッドブルは最良の選択肢だ」とバレットは書いている。「ボスのクリスチャン・ホーナーは、失うのはメキシコ人のシートだと言っている。そして、彼は残留する可能性が高い」「再び苦戦すれば、かつてレッドブル・ファミリーの一員であり、トロロッソで3年近くを過ごしたサインツも立派な候補になるだろう」バレットはさらに「彼の元マクラーレン代表であるアンドレアス・ザイドルは、ザウバーが運営するチームが2026年にアウディとなるヒンウィルでのサインツ獲得を熱望している」と続けた。「しかし、サインツがキャリアの中で順調にピークに向かって進んでいる時期に、これははるかに大きなリスクとなるだろう。ウィリアムズのスターが上昇を続ける中、イギリスのチームも彼の行き先としてポテンシャルを持つ可能性がある」