カルロス・サインツは、2023年F1アメリカGPのスプリントを6位でフィニッシュ。ソフトタイヤで走らせるというフェラーリの決定はタイヤのモデリングデータに基づいてのことだったと語った。サインツはスプリントレースをソフトタイヤで戦う唯一のドライバーだった。6番グリッドからスタートしたサインツはオープニングラップで4番手まで順位を上げたが、最終的にはランド・ノリスとセルジオ・ペレスに抜かれて6番手に後退した。
「ソフトタイヤを履いているのは自分だけなのは、あまり自信を与えてはくれない」とサインツは認めた。「もっと多くのマシンがソフトを装着すると思っていたけど、レース中盤にランドとペレスに抜かれ、ジョージにも攻められたときは、ただ後退するだけだと思った」「タイヤをうまくリカバリーして、彼(ラッセル)を抑えるためにいいディフェンスができた。そして一時は不可能に思えた6番手を持ち帰った」フェラーリがソフトタイヤでレースを行ったのは、意図的にアグレッシブなギャンブルを行ったというよりも、データに基づいたものだとサインツは主張した。「まず第一に、ソフトタイヤで選んだのは、僕たちのタイヤモデルが『悪いタイヤではない』と示唆しているからだ。そうでなければ、検討すらしない」とサインツは説明した。「例年、ソフトはこのレースではいいタイヤだったし、今年のレースでもまともなタイヤであることが示唆されていた。今回は明らかに、リスクを冒す価値があったかどうかを分析する必要がある。そうではなかったかもしれない。でも、どうすればもう少しうまくやれるかを分析する必要がある。最終的にはスタートで報われたけど、一時はとてもトリッキーな展開になりそうだった」サインツのチームメイト、シャルル・ルクレールはスプリントレースで3位に入り、日曜日のグランプリをポールポジションからスタートする。「チームにとって貴重な情報が得られた」とサインツは語った。「明日には利用可能な戦略がたくさんある。ソフトの挙動がわかったので、それをマッピングしてミディアムと比較することができる」スプリントレースを制したマックス・フェルスタッペンはサインツの2つ後ろの6番グリッドからスタートする。フェラーリ・ドライバーは、ライバルがグランプリ中に彼を追い抜くことは避けられないと語った。「ああ、それはニュースではないね」とサインツは語った。カルロス・サインツ「厳しい19周だった。ソフトを選択したのは、ペースとデグラデーションで苦戦することがわかっていたとはいえ、リスクを冒してのことだった。スタートはうまくいって、いくつかいいオーバーテイクもできて、最初のラップで4番手までポジションを上げることができた。でもそれからは、タイヤマネジメントとディフェンスがすべてだった。 ランド(・ノリス)とセルジオ(ペレス)の後方をキープするのはとても大変だったし、ジョージ(ラッセル)とのバトルも簡単ではなかったけど、何とか持ち帰ってポイントを獲得することができた。今は明日に集中し、より多くの情報を分析して、日曜日を最大限に生かせるようにしたい」
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