スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは、F1カナダGPでSF-23の「真のペース」を示したにもかかわらず、フェラーリはF1マシンの弱点をさらに理解することができたと語った。バルセロナでは振るわなかったフェラーリだが、モントリオールでは4位と5位でフィニッシュ。サインツもシャルル・ルクレールも、セーフティカー導入早々にピットに入らず、フリーエアでミディアムタイヤを履いてロングランできたことに満足している。
カナダでのパフォーマンスは、サーキットの高速コーナーがスペインよりも少なく、長いストレートがさまざまなシケインとヘアピンで区切られていることに助けられた。サインツは、SF-23パッケージの高速での弱点が週末の早い段階で裏付けられたと考えている。「バルセロナは僕たちにとって良いトラックではなかったし、カナダはもっと良くなると思っていた」と過去5戦で4度目の5位入賞を果たしたサインツはメディアに語った。「金曜日のペースでは、デグラデーションが低いサーキットやコーナーのスピードが遅いサーキットが得意だということが確認できた。つまり、レースでは本来のペースをもう少し見せられるということだ」「オーストリアでの我々のペースはサーキットの特性に大きく左右され、それに応じて我々のペースは大きく変化するだろう」「バルセロナのような高速コーナーがある場所よりも、モナコやカナダのような場所の方が僕たちは強いと考えており、バルセロナのような場所ではもう少し苦戦しているので、競争力にはばらつきがあると思う」