スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1フランスグランプリでの戦略を巡る混乱について「何がベストだったかは決して分からない」と語った。2週間前のオーストリアグランプリでマシンが炎上するリタイアの後、カルロス・サインツJr.は今週末に新しいPUコンポーネントを投入。それにより、グリッド最後列からスタートすることになった。
ハードタイヤでスタートしたカルロス・サインツJr.は着実に順位を上げていたが、チームメイトのシャルル・ルクレールが18周目にトップ走行中にクラッシュリタイアしたことでセーフティカーが導入され、それに続くピットストップによって戦略に狂いが生じてきた。スクーデリア・フェラーリは、その時点でカルロス・サインツJr.にミディアムタイヤを装着した。チームは耐久性の低い軟らかいコンパンドで残りのラップを走り切るという野心を抱いていたが、これは彼らにとって重大なリスクだった。カルロス・サインツJr.は、無線で2ストップを要求し、残りの周回数が十分であれば、表彰台に上がる可能性もあるとした。しかし、チームは最後まで走り切るように指示。これを受けて、カルロス・サインツJr.は、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)と戦って表彰台を目指したが、残り10周で今後はチームからピットインするよう指示が出た。このピットインでカルロス・サインツJr.は9番手までダウンし、5位まで順位を上げたが、4位との間には20秒以上のギャップがあり、短期間で追い抜くには大きすぎた。重要なのは、カルロス・サインツJr.にはアンセーフリリースによる5秒ペナルティが科されてたことだ。ピットインで消化して巻き返すか、レース後にタイムに5秒加算されるかだが、タイヤ交換によるタイムロスを考えれば、レース後に追加される方が理にかなっていた。レース後、スクーデリア・フェラーリは、カルロス・サインツJr.の戦略の扱いについて批判された。サインツは、レース中のチームの判断が「理解できなかった」と認めつつ、チェッカーフラッグの後に最終的に下された決定の背後にある彼とチームの考えを説明した。「僕の見解は、チェコを抜くことができなかった場合、僕は4位であり、実際には何も起こらないからピットに入るというものだった」とカルロス・サインツJr.はSky Sports F1に語った。「チェコを抜くことができないなら、ボックスして挽回しようという感じだった。でも、チェコを抜いたた瞬間、『オーケー、僕は3位だ。5秒引き離して、これらのタイヤで最後まで走れるかどうか見てみよう』と思った」「その段階で、僕たちの数字は、最後まで走り切るのは不可能だったと言っていた。さらに、フェルナンドなどにポジションを失うリスクがある5秒のペナルティもあった」「チームはそれを安全にプレーするためにした。僕たちは5位+ファステストラップが良いポイントであることを知っていた。そして僕たちは5位+ファステストラップを獲得した」「今は気持ちが違うかもしれませんが、今まで数字が見えていなかったし、すべてが不可能だった。何がベストだったのかは決してわからないと思う」
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