カルロス・サインツJr.は、F1フランスグランプリでチームメイトのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得する可能性を最大限に高めるために、スクーデリア・フェラーリが、予選Q3でスリップストリームを与える役になることは常に計画していたと明かした。カルロス・サインツJr.は、前戦オーストリアでのエンジン火災の結果として新しいPUコンポーネントが必要になった結果、日曜日の決勝を最後列からスタートすることを知って週末に入った。
グリッドペナルティの結果、カルロス・サインツJr.がポールポジションを獲得するチャンスはなかったが、チームメイトのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得する上で重要な役割を果たした。カルロス・サインツJr.は予選の結果がスタートポジションに関係しないため、Q1でタイムを出した後はガレージで過ごすこともできたが、代わりにQ3まで進出してサポート役を務めた。プライドもあったのか、Q2ではトップタイムをマークしている。Q3の最初のアタックでは、シャルル・ルクレールはカルロス・サインツJr.にストレートで引っ張ってもらい、マックス・フェルスタッペンを0.008秒上回って暫定ポールに立つことに成功。2回目の最後の走行ではさらにうまく機能し、最終的に0.3秒差をつけてポールポジションを獲得した。「実際、Q3に進んでシャルルにトウを与えることは週末ずっと計画していた」とカルロス・サインツJr.はセッション終了後にSky Sports F1に語った。「練習しなくても、だいたい良い牽引を与える方法は知っていたし、すべてがうまくいた」エンジンペナルティがなければ、自分でポールポジションを獲得できたのではないかと質問されたカルロス・サインツJr.は「週末全体を見ればいいと思う」とコメント。「僕はとても速かった。車のフィーリングはベストだったし、快適だった週末なので、少しイライラする状況だった」「モナコ、バクー、カナダでは勝利のために戦っていた。シルバーストーンは僕が勝った。オーストリアはペース的にシャルルと互角だった。ここでもね」「とても速いと感じていたのし、それは進歩が報われ、そこに到達していることを示しているだけだ」とカルロス・サインツJr.は語り、ここ数週間で違いを生んだのは「ささいなこと」だったと付け加えた。「でも、言ったように、シャルルがポールポジションを獲得したこと、そして、僕たちがチームとしてそこにいることを嬉しく思っている」カルロス・サインツJr.は、スクーデリア・フェラーリは何をすべきかを知っていて、重要なときにチーム戦術を実行できることを証明したと付け加えた。「今年は戦略について多くの批評家が集まったと思う」とカルロス・サインツJr.は語った。「今日は、僕たちが非常に堅実なチームであり、非常にうまくやっていることを示していると思う」「雰囲気はとてもいいし、僕たちは可能な限りお互いに助け合うつもりだ。チームの働き方は、チームが非常にうまく機能していることを証明していると思う。僕たちは一緒に非常にうまく機能している」カルロス・サインツJr.は、フェラーリの戦略に対する最近の批判は「少し不公平」だと述べた。「タイヤ、タイヤの選択などすべてに間違いがあるだろうけど、今年のチームは戦略面で非常に堅実だと思う。今日はそれを証明したと思う」とカルロス・サインツJr.はコメント。「それを目にできてうれしい。僕たち、フェラーリにとって、とても良い一日だった」シャルル・ルクレールも「驚くべきチームワーク」だったと説明した予選だが、カルロス・サインツJr.は、明日グリッドの最後列からスタートするという現実に直面している。スタートでは、ルクレールがレッドブル勢から攻撃を受けることを手伝うことはでない。「彼は明日、マックスと自分で戦わなければならないだろうけど、彼はそれができると信じている」とカルロス・サインツJr.は主張した。「僕はそこにいないので、どちらかといえば楽ができると思う!」「スタートを決めることと戦略を決めることが重要だ。チームはうまくやると確信している」カルロス・サインツJr.自身にとっては、ポイント圏内に戻るためのリカバリードライブの日となる。「抜くのは難しいだろう。目の前の車を追いかけてときはタイヤがオーバーヒートするので簡単ではない。でも、頑張るよ」「この車は、僕たちが行くすべてのレースで、非常に速いと思う。週末ずっと速かったと思うし、Q2のラップはそれを証明している」「フィールドを通過するのは簡単ではない。オーバーテイウには多くのペースデルタが必要になるところまで来ている。でも、ベストを尽くすつもりだ。今年、シャルルがカナダでそれができることを示しているしね」
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