カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)は、2022年F1第9戦カナダグランプリの決勝を2位で終えた。レース終盤のセーフティカー期間中のピットストップでチャンピオンシップリーダーであるマックス・フェルスタッペンの後ろに順位を落とすまで、カルロス・サインツJr.はレースを一時的にリードした。レース再開後、サインツはフェルスタッペンにプレッシャーをかけ、6周フレッシュなハードタイヤで印象的なペースを見せたが、オーバーテイクは叶わず、0.993秒差の2位でチェッカーを受けた。
「複雑な気持ちだ」とカルロス・サインツJr.は語った。「今日は1位に非常に近づいていた。今年初めて僕はコース上で最速の男だったしマックスにいくらかのプレッシャーをかけてミスにを誘えるように完全に限界に向かってプッシュした」「僕たちはレース全体で0.2~0.3秒速かったけど、その0.2~0.3秒はここでオーバーテイクするには十分ではない。トライして追い抜くためには、もう少しペースデルタが必要だ」「数回近づいた。残念だけど、同時にポジティブな姿勢でいるつもりだ。今日、ペースがそこにあったことは分かっている。落ち着いていたし、マックスを限界までプッシュすることができた」今回の2位表彰台はバクーでのリタイア後のカルロス・サインツJr.からの印象的な反応であり、シーズン5回目の表彰台を獲得し、スクーデリア・フェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールから24ポイント以内に移動した。それは、初勝利は逃したが、ポジティブに受け止めることができる結果だ。「ポジティブなのは、今週末、そのペースが週末中ずっとあったことだ」とカルロス・サインツJr.は語った。「レースでは僕の方が速かったし、タイヤをうまくマネジメントしていた。そのセーフティカーがなくても(彼が新しいタイヤをピットインしたとき)、マックスが後ろから迫っていたけど、レースの勝利のためにそこにしがみつくことができたと思うし、それは僕に希望を与えてくれる」「全開でプッシュした。ウォールに近づいて、縁石などすべての場所でね。本当に本気でプッシュした!」「これは僕に将来への自信を与えてくれる。最高のペースで勝てなかったのは残念だけど、それでも非常に良かった」